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回向文記録

《2015年 8月27日》

慎み敬ってここに呪殺祈祷僧団を再結成し、新たに呪殺祈祷僧団四十七士と名乗り、JKS47と略称し、神仏分離、廃仏毀釈なる神殺し、仏殺しをもって近代の幕を開け、戊辰戦争以来ほぼ百年の間、戦火は途絶えることなく、七十年前に三百十万人余の死者を犠牲として敗戦国となるも、ついに真の独立を得ることなく、いまだ混迷の歴史を歩み続けるこの国の現状を鑑み、常に敗者の視点に立ち、無告の民の声を聴き、死者との共存・共生・共闘を理念とし、ひたすら死者による裁きを懇請し祈念する菩薩行を実践せんとするにあたり、唱え奉る南無妙法蓮華経、読誦し奉る妙法蓮華経、鳩る所の功徳をもって、本月本日松葉谷御法難第七百五十六回の聖日を迎え奉る南無末法下種の唱導師、日本第一の法華経の行者日蓮大聖人に回向し奉る。

下山御消息に曰く。

去いぬる正嘉元年に書を一巻注ちゅうたりしを、故最明寺の入道殿に奉る。御尋たずねもなく御用いもなかりしかば、国主の御用いなき法師なれば、あやまちたりとも科とがめあらじとやおもひけん。念仏者並に檀那等、又さるべき人々も同意したるとぞ聞へし。夜中に日蓮が小庵に数千人押寄おしよせて殺害せんとせしかども、いかんがしたりけん。其の夜の害もまぬがれぬ。然しかれども心を合あわせたる事ことなれば寄よせたる者も科とがなくて、大事だいじの政道を破る。(日蓮が生いきたる不思議なりとて伊豆の国に流ながしぬ。)

時に日蓮大聖人御歳三十九歳、文応元年(一二六〇)八月二十七日念仏門の邪智の僧徒、夜中に鎌倉名越の松葉谷の草庵に押し寄せ、焼き討ちにして殺害せんとするといえども、日蓮大聖人その夜の難をまぬがれ給えり。

これ子細をわきまえざる者の大事の政道を破りたる振舞なり。しかるに恐怖悪世にありて法華経を弘める者、度々の迫害あるは佛の金言なり。日蓮大聖人この金言を御身に当て給い、如来の御使いとして、いよいよ強盛に法華経の御題目を弘め給う。

如来現在猶多怨嫉、況滅度後、我不愛身命、但惜無上道、諸天昼夜、常為法故、而衛護之、為悦衆生故、現無量神力。

南無松葉谷御法難会上、死身弘法の大導師、吾祖日蓮大聖人。

巧於難問答、其身無所為、忍辱心決定、端正有威徳、十方佛所讃。大慈大悲御報恩謝徳。南無妙法蓮華経。

仰ぎ祈らくは一天四海皆帰妙法、正法治国不邪誑人民、天下泰平国土安穏万民快楽。

殊には、現下焦眉の急たるは、広島長崎への原爆投下、東京大空襲をはじめとする日本全土への無差別爆撃による大量殺戮に対し、いまだその罪を認めず、一言の謝罪も反省も無き米国政府の走狗となり、安保関連戦争法案を掲げ、原発再稼働、辺野古新基地建設等を推進せんとする安倍政権の速やかなる退陣を祈って止まず。売国奴に死者の裁きの鉄槌を下し給はんことを!

我等、東日本大震災、東京電力福島第一原発事故による死者を悼み、いまだ帰らぬ行方不明者の無事を祈り、ここ経産省前テント広場に集う数多くの被災者に平穏と安楽な日々が一日も早く訪れんことを祈念し奉る。

我等一同、無始以来罪障消滅、道念堅固神力不退、願以此功徳、普及於一切、我等与衆生、皆共成佛道。

南無妙法蓮華経。

平成二十七年(二〇一五)八月二十七日

呪殺祈祷僧団四十七士・JKS47

上杉清文

《2016年 3月11日》

慎み敬って、ここに、平成二十三年(二〇一一)三月十一日午後二時四十六分十八秒、牡鹿半島東南約百三十キロの太平洋三陸沖で発生した東北地方太平洋地震と津波の被害による二万人を超える夥しい死者並びに行方不明者、更には福島県双葉郡大熊町の東京電力福島第一原子力発電所の原発事故以来千三百六十八人を数え、なお今日も増え続けている原発関連死による犠牲者の冥福を祈り、一心に南無妙法蓮華経と唱え奉り、有縁無縁の諸精霊に回向し奉る。願わくは有縁無縁の諸精霊、仏果増進、追善菩提。南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経
然るに、只今、南無妙法蓮華経と唱え奉るも、胸中に去来するのは、この祈祷会が通り一遍の慰霊や鎮魂の法会であってはならないという、痛切なる想いである。
上原專祿先生の言によれば、生きてある者、生者は、たとえ直接の加害者ではなくとも、けして傍観者、第三者であることは許されないのだ。生者の身勝手なエゴイズムを死者は許してはくれない。生者を裁くのは死者であり、生者は死者との共存、共生、共闘を免れることはできないのである。
上原專祿先生の『生者・死者』に曰わく、
「死者に対する真実の回向は、生者が審判者たる死者のメディアになって、審判の実をこの世界であげてゆくことのうちに存するのではあるまいか。」
まさに我等一同は死者との共存・共生・共闘を理念とし、ひたすら死者による裁きを神仏に懇請し、祈念し奉り、神仏の御はからい、霊験による呪殺をもって死者のメディアたらんとすることを決意した者である。
再び『生者・死者』に曰わく、
「死者との共闘なしには、執拗でガン強なこの 世の政治悪・社会悪の超克は多分不可能であるだろう。」
斯して、死者との共闘を志す我等一同は、この世の政治悪・社会悪を超克戦と、ここに呪殺をもって諫暁を為さんとする者である。
諫暁とは、いさめさとすことである。
日蓮大聖人は『撰時抄』に、「余に三度のこうみょう(高名)あり」と、三度に亘りて国家・国主を諫暁なさったことを述べておられる。
そして日蓮大聖人滅後の門弟もまた、日蓮大聖人の諫暁の書とされる『立正安国論』を書写し奉り、申状に副えて、時の領主・為政者に提出なされたのである。
我等一同もまた、日米安保条約、日米地位協定のもと米国政府の走狗となり、原発再稼働、辺野古新基地移設等を推進せんとする安部政権を初めとする悪しき者らに、死者の裁きを下したまえと、一心に懇請し、祈念し奉り、もって諫暁と為す者である。
仰ぎ願くは、南無天下諫暁立正安国の大導師日蓮大聖人に回向し奉る。
正法治国、不邪誑人民、我不愛身命、但惜無上道、不染世間法、如蓮華在水、巧於難問答、其心無所畏、如日月光明、能除諸幽冥、斯人行世間、能滅衆生暗、大慈大悲御報恩謝得。
南無妙法蓮華経
我等一同、至心懺悔、無始已来、自他謗法、罪障消滅、道念堅固、信力不退。
南無妙法蓮華経
日蓮大聖人『立正安国論』に示して曰わく。
「汝早く信仰の寸心を改めて速やかに実乗の一善に帰せよ。然れば則ち三界は皆仏国なり。仏国それ衰えんや。十方は悉く宝土なり。宝土なんぞ壊れんや。国に衰微無く土に破壊無くんば、身はこれ安全にして心は是れ禅定ならん。此の詞、此の言、信ずべく崇むべし。」
南無妙法蓮華経
維時平成二十八年(二〇一六)三月十一日
呪殺祈祷僧団四十七士 JKS47
僧団員 上杉清文 合掌

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《2016年 4月18日》

慎み敬ってここに平成二十八年四月十四日に発生し、その後も熊本県及び大分県の各地に於いて激震止むことのない大地震の犠牲者を悼み、避難生活を余儀無くされた被災者の方々に一刻も早く平穏にして安楽なる日々が訪れんことを祈念し、一心に南無妙法蓮華経と唱え奉り、回向し奉る。
願くは震災犠牲者の諸精霊、仏果増進、追善菩提。
南無妙法蓮華経。南無妙法蓮華経。
日蓮大聖人が法華経と並び深い影響を受けられた涅槃経には、次のように説かれている。
如来は苦を受くるも、苦を覚らず。
衆(生)の苦を受くるを見ること、己れの苦の如し。
衆生のために地獄に処(お)るといえども、苦の想いおよび悔ゆる心も生ぜず。
一切衆生の異の苦を受くるは、悉く是れ如来一人の苦なり……
衆生はさまざまな苦しみを受けるものではあるが、そうした衆生の苦しみを仏が衆生に代わって、仏の苦しみとして受けとめてゆこうという、これは仏の慈悲を示された経文である。
日蓮大聖人は『諫暁八幡抄』にこう述べておられる。
「涅槃経云、〈一切衆生の異の苦を受くるはこれ悉く是れ如来一人の苦なり〉等云々。日蓮云、〈一切衆生の同一の苦は悉く是れ日蓮一人の苦なり〉と申すべし。」
日蓮大聖人滅後の、我等一同もまた、一切衆生が受けている同一の苦しみを、共に受けとめてゆかんと念願する者である。
今回、予期せぬ大地震に見舞われた熊本県は、本年、水俣事件と呼ばれる不知火海岸の水俣及び、近隣地域に現れた水俣病が公式に発見されたとされる昭和三十一年(一九五六)五月一日より数えて、平成二十八年五月一日でちょうど六十年目に当たる「水俣病公式確認六十年」の年を迎えるのである。
創業者の野口遵(したがう)が水力発電の余剰電力を使って、明治四十一年(一九〇八)に窒素肥料を作る「日本窒素肥料株式会社」を創立し、同社は昭和二十五年(一九五〇)に「新日本窒素肥料」と、昭和四十年(一九六五)に「チッソ」と社名を変更した。
昭和八年(一九三二)同社による水銀汚染が始まり、やがて、魚が浮き、猫が狂い死にし、カラスや水鳥の落下が目撃され、昭和二十八年(一九五三)末、劇症奇病患者が続発し、昭和三十一年(一九五六)五月一日、水俣病が公式に確認されたのは周知の事実であるだろう。
以後、「水俣病」という名称の是非についても様々な意見が展開されているが、いわゆる公式確認より六十年を経てしまった水俣事件は、今日、多くの識者が語るように東京及び各地への無差別爆撃、広島・長崎の原爆、ビキニ海域の水爆実験、東京電力福島第一原子力発電所事故と同様に、現在も止むことなく続いている国家による終わりなき棄民政策を検証するための極めて重要な「負の遺産」である。
すでに故人となられた医師の細川一氏、原田正純氏、科学者の宇井純氏、被害者運動に大きな足跡を残された川本輝夫氏をはじめとする被害者の方々、また今も活躍をなさっているフォトジャーナリストの桑原史成氏、衆を頼まず己一人の闘いを継続されている漁師の緒方正人氏、そして作家の石牟礼道子氏等、こうした先達が残して下さった厖大な資料や活動記録から、今こそあらためて真摯に学ばなければならないのである。
今、ここに、石牟礼道子氏の『苦界浄土』第一部第一章より「死旗」の一節を引いておこう。
「水俣病の死者たちの大部分が、紀元前二世紀末の漢の、まるで戚夫人が受けたと同じ経緯をたどって、いわれなき非業の死を遂げ、生きのこっているではないか。呂太后をもひとつの人格として人間の歴史が記録しているならば、僻村といえども、われわれの風土や、そこに生きる生命の根源に対して加えられた、そしてなお加えられつつある近代産業の所業はどのような人格としてとらえられなければならないのか。独占資本のあくなき搾取のひとつの形態といえば、こと足りてしまうか知れぬが、故郷にいまだ立ち迷っている死霊や生き霊の言葉を階級の言語と心得ているわたくしは、わたくしのアニミズムとプレアニミズムを調合して、近代への呪術師とならねばならぬ。」
この激烈な言霊の響きは、まぎれもなく石牟礼道子氏の闘争宣言に他ならないのである。
我等一同もまた、石牟礼道子氏に倣い、わが国の近代のはじまりより現在にいたるまでの夥しい負の遺産を継承し、常に敗者の視点に立ち、ひたすら死者の裁きを神仏に懇請し祈念する「近代への呪術者とならねばならぬ」だろう。
仰ぎ願わくは、南無天下諫暁立正安国の大導師日蓮大聖人に回向し奉る。
正法治国、不邪誑人民、我不愛身命、但惜無上道、不染世間法、如蓮華在水、巧於難問答、其心無所畏、如日月光明、斯人行世間、能滅衆生暗、南無妙法蓮華経。
仰ぎ祈らくは、天下泰平、国土安穏、万民快楽、この妙利を展転して広く衆生を利益し給わんことを。
南無妙法蓮華経。
我等一同、至心懺悔、無始以来、自他謗法、罪障消滅、道念堅固、信力不退。願以此功徳、普及於一切、我等与衆生、皆共成仏道。
南無妙法蓮華経。南無妙法蓮華経。
維時平成二十八年四月十八日
上杉清文 合掌

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《2016年 5月12日》

慎み敬って東日本大震災、熊本地震等災害横死者に遭いし所の諸精霊に回向し奉る。
仏果増進、追善菩提、南無妙法蓮華経。南無妙法蓮華経。
唱え奉る南無妙法蓮華経、読誦し奉る妙法蓮華経、鳩る所の功徳をもって本月本日第七百五十六年伊豆御法難会の聖日を迎え奉る南無末法下種唱導師日蓮大聖人に回向し奉る。
御妙判「下山御消息」に曰く
〈日蓮が生きたる不思議なりとて伊豆国へ流しぬ。〉
又、「一谷入道御書」に曰く
〈去弘長元年太歳辛酉五月十二日に御勘気を蒙って伊豆国・伊東の郷と云ふ所に流罪せられたりき。兵衛介頼朝のながされてありし処也。〉
又、「報恩抄」に曰く
〈去ぬる弘長元年辛酉五月十二日に御勘気をかうぶりて伊豆国、伊東にながされぬ。〉
又、「聖人御難事」に曰く
〈弘長元年辛酉五月十二日には伊豆国へ流罪。〉
時に日蓮大聖人御年四十歳、弘長元年(一二六一)五月十二日、伊豆の伊東に流罪となった。
その流罪の主たる理由は日蓮大聖人が自ら看破なされておられるように、前年の文応元年(一二六〇)八月二十七日の鎌倉名越の松葉谷の草庵が焼き打ちされた折に、殺されることなく、死を免れたからである。
曰く〈日蓮が生きたる不思議なりとて〉、又曰く〈打ち殺さんとせしほどにかなわざりしかば〉等云々。
斯くして日蓮大聖人は伊豆の伊東八郎左衛門尉の監視の下で、弘長元年から弘長三年(一二六三)二月二十二日まで足掛け三年の流人生活を送られたのである。
そして、伊豆流罪を赦され、故郷の安房国に帰られた日蓮大聖人は翌年の文永元年(一二六四)十一月十一日に〈安房国、東条、松原という大路〉で地頭の東条景信等に襲撃され〈身命を捨てる程の大難〉に遭われたのである。
その後、鎌倉の地に戻られた日蓮大聖人はこうした迫害、弾圧を蒙るたびに〈日本第一の法華経の行者也〉という御自覚を強くなされていったのである。
仰ぎ願くば南無伊豆法難会上、死身弘法の大導師日蓮大聖人
我不愛身命但惜無上道善学菩薩道
不染世間法 如蓮華在水 巧於難問答 其心無所畏
忍辱心決定 端正有威得 十方仏所讃
如日月光明 能除諸幽冥 斯人行世間 能滅衆生暗
大慈大悲御報恩謝得 南無妙法蓮華経。
仰ぎ祈らくは一天四海皆帰妙法正法治国不邪誑人民天下泰平国土安穏万民快楽この妙利を展転し、広く衆生を利益し給わんことを。南無妙法蓮華経。
我等一同、至心懺悔、無始以来、自他謗法、罪障消滅、道念堅固、信力不退。願以此功徳 普及於一切 我等与衆生 皆共成仏道
南無妙法蓮華経。南無妙法蓮華経。
維時平成二十八年五月十二日
上杉清文 合掌

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《2016年 6月16日》

慎み敬って唱え奉る南無妙法蓮華経、読誦し奉る妙法蓮華経、鳩る所の功徳を以て東日本大震災、東京電力福島第一原子力発電所事故、熊本地震等災害横死に遭いし所の諸精霊に回向し奉る。
有縁無縁の精霊、仏果増進追善菩提、南無妙法蓮華経。南無妙法蓮華経。
又、今も困難な日々の暮らしを強いられている被災者の方々に一日も早く平穏と安楽が訪れることを祈念し奉る。
仰ぎ願くは天下諫暁立正安国の大導師日蓮大聖人に回向し奉る。
正法治国、不邪誑人民、我不愛身命、但惜無上道、不染世間法、如蓮華在水、能除諸幽冥、大慈大悲、御報恩謝得、南無妙法蓮華経。
いま我等一同は、無告の民の声を聴かんとし、敗れし者の傍らに身を置き、死に逝きし者たちとの共存・共生・共闘を、来るべき新たなる僧団(サンガ)の理念として掲げ、ひたすら死者による裁きを神仏に懇請し祈念する菩薩行を実践せんと志すにあたり、日米同盟の更なる強化協力体制のもと、推進されるすべての安保政策に異を唱える者である。
米国の核の傘下のもと、非核三原則を宣言しつつも、核兵器製造に直結する核燃料サイクル技術を世界からの非難、妨げを受けずに保持し続けるために、既存の原子力発電を一定規模以上の商業ベースで維持する原発再稼働を企て、また何ら根拠もなく再び原発建設ブームが到来することを前提に、原子力産業の海外進出、原子力輸出に公的資金を注ぎ込む安部政権と金の亡者たちに引導を渡さなければならない。
また、集団的自衛権の行使容認、米軍に対する軍事支援の拡大、辺野古への新基地移設等の軍事政策からも明らかな如く、わが国は、日米安保条約、日米地位協定、数々の軍事戦略的密約に全身を緊縛された、国家の成立概念からすれば独立国家とはいえない。国民はいても、国有の領土も実権も有たない、米国に完全に隷属する異常国家である。国民的理解というものがあるとしたなら、こうした異常な事態を直視するところから再出発しなければならないだろう。来る七月の参議院選挙の結果、今よりもマシな政権が誕生し、せめて日米地位協定の改正に着手していただけるよう、切に希望するところである。
仰ぎ祈らくは、天下泰平、国土安穏、万民快楽、この妙利を展転し広く衆生を利益し給わんことを。南無妙法蓮華経。
我等一同、至心懺悔、無始以来、自他謗法、罪障消滅、道念堅固、信力不退、願以此功徳、普及於一切、我等与衆生、皆共成仏道、南無妙法蓮華経。南無妙法蓮華経。
維時平成二十八年(二〇一六)六月十六日
JKS47僧団員 上杉清文 合掌

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《2016年 7月26日》

慎み敬って唱え奉る南無妙法蓮華経、読誦し奉る妙法蓮華経、鳩る所の功徳を以て東日本大震災、東京電力福島第一原子力発電所事故、熊本地震等災害横死に遭いし処の諸精霊に回向し奉る。
南無有縁無縁の諸精霊、仏果増進追善菩提。南無妙法蓮華経。南無妙法蓮華経。
又、今に至るも困難な日々の暮らしを強いられている被災者の方々に、一日も早く平穏と安楽が訪れることを衷心より祈念し奉る。
仰ぎ願わくば天下諫暁立正安国の大導師日蓮大聖人に回向し奉る。
正法治国、不邪誑人民、我不愛身命、但惜無上道、不染世間法、如蓮華在水、巧於難問答、其心無所畏、如日月光明、能除諸幽冥、斯人行世間、能滅衆生暗、大慈大悲御報恩謝得、南無妙法蓮華経。
我等一同は無告の民の声を聴かんとし、敗れし者の傍らに身を置き、死に逝きし者との共存、共生、共闘を、来るべき新たなる僧団(サンガ)の理念として掲げ、ひたすら死者による裁きを神仏に懇請し祈念する菩薩行を実践せんと志すにあたり、わが国が日米安全保障条約、日米地位協定、それに伴う数々の軍事的密約により雁字搦めとなり、完全に米国に隷属する独立国家とはいえない領土も実験も有たない異常な国家であることを直視するところから再出発しなければならないだろう。
ところで、こうした異常な事態の一端にふれるにあたり、回向文という形式にとらわれることなく私見を述べることにする。
作家の中沢けい氏が「見事な臨床政治学」の書だと評した菅野完氏の『日本会議の研究』や青木理氏の『日本会議の正体』、山崎雅弘氏の『日本会議 戦前回帰の情念』などを一読したところ、全国都道府県に本部をもち、会員数は約三万八千人ともいわれる安倍政権を支える日本最大の保守系団体「日本会議」の存在を知って愕然としたのである。『日本会議の研究』によれば、安倍総理の周辺に「日本会議」に関係する人物が多いのは「権力基盤の脆弱さに由来する」ものだという。このことは、かつての農協、土建連合、医師会、各種業界団体の衰退、弱体化という現代社会の衰弱の上に安倍政権が築かれていることを意味している。とはいえ、その結成当初から組織の実務を担ってきたとされるかつての生長の家の信者や、伊勢神宮、明治神宮をはじめとする全国約八万にものぼる神社を束ねる神社本庁、崇教真光、黒住教、霊友会、仏所護念会、比叡山延暦寺などの宗教団体の代表や幹部が名を連ね、その脆弱とされる権力基盤を支えてきたことは看過できない大問題である。「日本会議」は一九七四年設立の「日本を守る会」と、一九八一年設立の「日本を守る国民会議」が一九九四年に合併して結成された組織であるが、その全身である「日本を守る会」に参加した宗教者たちを糾弾し、警鐘を鳴らし続けたのは「公害企業呪殺祈祷僧団」の解散後に行動する仏教者として宗教評論活動を展開した日蓮宗の丸山照雄師であった。今日に至る「日本会議」の組織の実態は一九七〇年半ばより一九八〇年代にかけて形成されている。こうした元号法制化運動にはじまるとされる日本宗教界の政治的再編の動向に対して丸山氏は舌鋒鋭く批判を加えたのである。こうした宗教事情の詳細については丸山氏の『現代日本の宗教状況 天皇主義の復権をめぐって』(柘植書房)をご覧頂きたい。
「日本を守る会」には臨済宗の朝比奈宗源をはじめとして念法真教の小倉霊現、神社本庁の篠田康雄、明治神宮の伊藤巽、仏所護念会の関口トミノ、生長の家の谷口雅春、曹洞宗の岩本勝俊、日蓮宗の金子日威、聖観音宗の清水谷恭順などが代表役員に名を連ね、立正佼成会、世界救世教、世界真光文明教団、解脱会なども参加していた。
いずれも丸山照雄師の批判活動は今こそ継承されなければならないことは論をまたないところであるが、さて誰が丸山氏のように状況分析的に事務情勢論的に語ることができるだろうか。もとより、私などはその任ではない。しかし誰かがやはり語り継がなければならないのだ。私は忸怩たる想いの中で、気にかかっていたあることに思い至った。それはJKS47を結成しようと考えたとき、私の脳裏にあった、ダダやシュルレアリスムのイメージであった。
本年はダダ誕生百周年、トリスタン・ツァラ、そしてアンドレ・ブルトンの生誕百二十年に当たる。ダダとシュルレアリスム、この二つの運動の出発点には百年前の第一次大戦があった。ダダの標榜する破壊や否定はトリスタン・ツァラもシュルレアリスムの中心にいたアンドレ・ブルトンも、共に二十代で第一次大戦を経験し、戦争に反抗し続けたのである。シュルレアリスム研究の第一人者で『シュルレアリスムとは何か』の著者である巖谷國士氏によれば、ダダやシュルレアリスムには新しい秩序のイメージがあるが、それは必ずしもユートピアや約束の地といった固定されたシンボルではなく、時代の変化につれて、秩序をすぐに求めるのではなく、新しい事態の起こるまでの物の見方や生き方は積極的に先へ先へと引きのばしてゆく、決定しないという未決定状態、宙吊りを続け、定義を固定せずにすぐに結論を出さないという、それまでになかった反抗の精神を示したもので、それは方法や様式ではなく、危機の時代の生き方そのものなのである。
私はJKS47も又ダダやシュルレアリスムと同様に「名づけられないもの」であり続けたいと念願しているのである。
仰ぎ祈らくは天下泰平、国土安穏、万民快楽、この妙利を展転し、広く衆生を利益し給はんことを。南無妙法蓮華経。
我等一同、至心懺悔、無始以来、自他謗法、罪障消滅、道念堅固、信力不退、願以此功徳、普及於一切、我等与衆生、皆共成仏道。
自由、それはDADA DADA DADA
維時平成二十八年(二〇一六年)七月二十六日
JKS47 上杉清文 合掌

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《2016年 8月26日》

慎み敬って唱え奉る南無妙法蓮華経、読誦し奉る妙法蓮華経、鳩る所の功徳を以て東日本大震災・東京電力福島第一原子力発電所事故・熊本地震・風水害等による災害横死に遭いし処の諸精霊に廻向し奉る。
南無有縁・無縁の諸精霊、仏果増進追善菩提。南無妙法蓮華経ゝ
又、今に至るも困難な日々の暮らしを強いられている被災者の方々に一日も早く平穏と安楽が訪れんことを衷心より祈念し奉る。南無妙法蓮華経。
我等一同は無辜の民の声を聴かんとし、敗れし者の傍らに身を置き、死に逝きし者との共存・共生・共闘を理念とし、ひたすら死者による裁きを神仏に懇請し祈念する菩薩行を実践せんと志す者なり。
めざすところは仏国土の顕現、立正安国の実現である。その為に我等一同は日米安全保障条約・日本地位協定、数々の軍事的約により独立国家の態を為すことなく、米国に完全に隷属し、かつて占領下にあった時代の米国への戦争協力体制が六十六年後の今日も法的に継続しつづけている異常な戦後日本、米軍基地の存続をやめられない日本、原発の再稼働と海外輸出をやめない日本、自衛隊を海外に派遣し戦争をはじめようとする日本、このような日本に対し、日蓮大聖人の末流に連なる者として、ここに国家諫暁を為す者なり。
仰ぎ祈らくは天下諫暁立正安国の大導師日蓮大聖人に廻向し奉る。
正法治国、不邪誑人民、我不愛身命、但惜無上道、不染世間法、如蓮華在水、巧於難問答、其心無畏所、如日月光明、能除諸幽冥、斯人行世間、能滅衆生闇、大慈大悲御報恩謝得、南無妙法蓮華経。
仰ぎ祈らくは、安倍政権を直ちに退陣せしめ、戦争法案を廃棄し原発再稼働と海外輸出を阻止し、悪逆非道の輩に速やかに死者の裁きを下し給わんことを。天下泰平、国土安穏、万民快楽、この妙利を展転し普く衆生を利益し給わんことを。南無妙法蓮華経。我等一同、至心懺悔、無始已来、自他謗法、罪障消滅、道念堅固、信力不退。願以此功徳、普及於一切、我等与衆生、皆倶成仏道。南無妙法蓮華経。南無妙法蓮華経。
維時平成二十八年(二〇一六)八月二十六日

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《2016年 9月12日》

慎み敬って〓時の巨大災害、阪神淡路大震災、東日本大震災、東京電力福島第一原子力発電所事故、熊本地震等、災害横死に遭いし処の諸精霊に回向し奉る。南無有縁無縁之諸精霊、仏果増進追善菩提。南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経。
また、今日に至るも困難な日々の暮らしを強いられし被災者の方々に平穏と安楽の日々が一日も早く訪れん事を心より祈念し奉る。南無妙法蓮華経。
我等一同は無告の民の声を聴かんと敗れし者の輩に身を置き、死者との共存・共生・共闘のを理念とし、ひたすら死者による裁きを神仏に懇請し祈念する菩薩行を実践せんと志す者なり。願うところは、仏国土の顕現、立正安国の実現である。
かつて米国の占領下にあった時代の米国への戦争協力体制が六十六年後の今日も継続し、完全に米国に隷属しつづけている戦後日本の根本的誤りの原因である日米安全保障条約、日米地位協定を抜本的に再検討し、米軍基地の存続をやめられない日本、原発の再稼働と海外輸出をやめない日本、憲法違反の自衛隊を米軍指揮下のもと海外に派遣し、米国の望む戦争をはじめようとする日本、このような日本の現状に対し、日蓮大聖人の末流に連なるものとして、ここに国家諫暁を為す者である。南無天下諫暁立正安国の大導師日蓮大聖人、正法治国、不邪誑人民、天下泰平国土安穏万民快楽、この妙利を展転し、広く衆生を利益し給わんことを、南無妙法蓮華経。
また、唱え奉る南無妙法蓮華経、読誦し奉る妙法蓮華経、鳩る所の功徳を以ては、本月本日龍口法難会第七百四十六回の聖日を迎え奉る。南無死身弘法の大導師日蓮大聖人に回向し奉る。
如来現在猶多怨嫉、況滅度後。我不愛身命但惜無上道、善学菩薩道、不染世間法如蓮華在水。巧於難問答、其心無所畏、忍辱心決定。瑞正有威徳、十方仏所讃。如日月光明、能除諸幽冥、斯人行世間、能滅衆生暗。恩山の一塵徳海の一滴に擬し奉る。大慈大悲御報恩謝徳。南無妙法蓮華経。
日蓮大聖人は御歳五十歳、時に文永八年九月十二日、鎌倉片瀬龍口の刑場に引かれ給い、頸の座に据え置かれ給うたのである。
九月十二日申時(午後四時頃)逮捕された日蓮大聖人は酉時(午後六時頃)には佐渡ヶ島への流罪と決まったのであるが、その実、内々には秘密裡に、頸を切るというのが幕府の裁決であった。
御妙判〈妙法比丘尼御返事〉に曰く、
「外には遠流と聞こへしかども内には頸を切るべしとて、鎌倉竜口と申す処に、九月十二日の丑の時に頸の座に引きすへられて候ひき。いかがして候ひけん、月の如くにをはせし物江の島より飛び出でて使ひの頭へかかり候ひしかば、使ひおそれてきらず。とかうせし程に子細どもあまたありて其の夜の頸はのがれぬ。」
ところが、何やら奇瑞が出現して、またさまざまなことがあって、とにかく斬首という大難をまぬかれたという。
御妙判〈真言諸宗違目〉に曰く、
「去年九月十二日の夜中には虎口を脱れたるか。」
こうして幸いにも死刑は免ぜられ、佐渡ヶ島へ流罪に処せられたのであった。だが、この龍口法難の頸の座の体験によって、日蓮大聖人は死にかわり、また生まれかわるという一大転身を遂げられたのである。
御妙判〈四條金吾殿御消息〉に曰く、
「日蓮過去に妻子所領眷属等の故に身命を捨てし所いくそばくかありけむ。或は山にすて、海にすて、或は河、或はいそ等、路のほとりか。然れども法華経のゆへ、題目の難にあらざれば、捨てし身も蒙る難等も成仏のためならず。成仏のためならざれば、捨てし海河も仏土にもあらざるか。今度法華経の行者として流罪・死罪に及ぶ。流罪は伊東、死罪はたつのくち。相州のたつのくちこそ日蓮が命を捨てたる処なれ。仏土におとるべしや。其の故はすでに法華経の故なるがゆへなり。経に云く「十方仏土中 唯有一乗法」。此の意なるべきか。此の経文に一乗法と説き給ふは法華経の事なり。十方仏土の中には法華経より外は全くなきなり。除仏方便説と見えたり。若し然らば、日蓮が難にあう所ごとに仏土なるべきか。娑婆世界の中には日本国、日本国の中には相模の国、相模の国の中には片瀬、片瀬の中には竜口に、日蓮が命をとどめをく事は、法華経の御故なれば寂光土ともいうべきか。」
又、御妙判〈開目抄〉に曰く、
「日蓮といゐし者は、去年九月十二日子丑の時に頸はねられぬ。此れは魂魄佐土の国にいたりて……」云々。
終りに我等一同、日蓮大聖人の死身弘法の法門を体し、更なる精進を誓う者である。至心懺悔、無始已来、自他謗法、罪障消滅、道念堅固、信力不退、願以此功徳普及於一切我等与衆生皆倶成仏道。乃至法界平等利益。南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経
維時二〇一六年(平成二八年)九月十二日 合掌

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《2016年 10月13日》

慎み敬って唱え奉る南無妙法蓮華経、読誦し奉る妙法蓮華経、鳩る所の功徳、本日第七百三十五年後入滅の忌辰を迎え奉る末法有縁の大導師日蓮大聖人に回向し奉る。修する所の一会の法要、此の功徳を以て恩山の一塵に報じ得海の一滴に謝し奉る。唯願くは日蓮大聖人哀愍納受し給わんことを。南無妙法蓮華経。
日蓮大聖人は身延の山には入られてよりくり返し患われていた「やせやまい」が弘安四年(一二八一年)の正月から重病になられたのである。
御妙判〈上野殿母尼御前御返事〉に曰わく、
「八年が間やせやまいと申し、とし(齢)と申し、としゞに身ゆわ(弱)く心おぼ(耄)れ候つるほどに、今年は春よりこのやまいをこりて、秋すぎ冬にいたるまで日々にをとろへ、夜々にまさり候つるが、この十余日はすでに食もほとを(殆)どとゞまりて候上、ゆき(雪)はかさなり、かん(寒)はせめ候。身のひゆる事石のごとし。胸のつめたき事氷のごとし」
と述べておられるほど身も心も衰弱なされ、ついに弘安五年(一二八二年)九月八日、常陸の温泉で療養なさるため、九年間一歩も出ることのなかった身延の山を下られたのである。その夜は甲斐国下山に泊まり、翌日より大井、曾禰、黒駒、河口、呉地、駿河国竹の下、相模国関本、瀬谷を経て九月十八日武蔵国池上の郷池上宗仲公の館に到着なされたのである。そして翌九月十九日の身延の波木井実長公に宛てた御手紙の中で、すでにみずからの死を覚悟なさった日蓮大聖人はこう述べておられたのである。
御妙判〈波木井殿御報〉に曰く、
「さてやがてかへりまいり候はんずる道にて候へども、所ろう(労)のみ(身)にて候へば、不ぢゃう(定)なることも候はんずらん。さりながらも日本国にそこばくもてあつかうて候み(身)を九ヵ年まで御きえ(帰依)候いぬる御心ざし申すばかりなく候へば、いづくにて死候ともはか(墓)をばみのぶさわ(身延沢)にせさせ候べく候」
そして十月八日、後に六老僧とよばれる日昭、日朗、日興、日向、日頂、日持の六人の弟子を本弟子に定めおかれたのである。
十月十三日辰刻(午前八時頃)波瀾に富んだ六十一年の御生涯を終えられたのである。
南無涅槃会上本化上行日蓮大聖人
我不愛身命但惜無上道善学菩薩道不染世間法如蓮華在水巧於難問答其心無所畏忍辱心決定端正有威得十方仏所讃如日月光明能除諸幽冥斯人行世間能滅衆生暗、大慈大悲御報恩謝得、南無妙法蓮華経。
伏して祈らくは我等一同、無告の民の声を聴かんと敗れし者の傍らに身を置き、死者との共存共生共闘を理念として掲げ、ひたすら死者による裁きを神仏に懇請し祈念する菩薩行を実践せんと志す者である。
願くは日米安全保障条約、日米地位協定、軍事的密約に基づく米軍基地の存続、原発再稼働と原発海外輸出、自衛隊の海外派遣等々を推進せんとする悪しき輩に死者の裁きの鉄槌が下されんことを祈念し奉る。
願うところは仏国土の顕現、立正安国の実現である。
南無天下諫暁立正安国の大導師日蓮大聖人
正法治国不邪誑人民天下泰平国土安穏万民快楽この冥利を展転し、広く衆生を利益し給はんことを。南無妙法蓮華経。
更には、近時の大災害、阪神淡路大震災、東日本大震災、東京電力福島第一原子力発電所事故、熊本地震等々天災人災横死に遭いし処の諸精霊に回向し奉る。
南無有縁、無縁の諸精霊仏果増進追善菩提。南無妙法蓮華経。
又、いまだ還らぬ災害行方不明者の無事と被災者の方々に平穏と安楽な日々が一日も早く訪れることを祈念し奉る。南無妙法蓮華経。
我等一同、至心懺悔無始以来自他謗法罪障消滅道念堅固信力不退願以此功徳普及於一切我等与衆生皆共成仏道
乃至法界平等利益 南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経
維時平成二十八年十月十三日
日蓮大聖人御入涅槃七百六十五遠忌之砌

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《2016年 11月15日》

慎み敬って唱え奉る南無妙法蓮華経、読誦し奉る妙法蓮華経、鳩る処の功徳阪神淡路大震災、東日本大震災、東京電力福島第一原子力発電所事故、熊本地震等々度重なる風水害天災人災横死に遭いし処の諸精霊に回向し奉る。

南無有縁無縁之諸精霊仏果増進追善菩提 南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経。又、いまだ還らぬ被災行方不明者の無事と今に至るも困難な日々の苦しみを強いられし方々に一日も早く平穏と安楽な暮らしが訪れることを祈念し奉る。

我等一同は無告の民の声を聴かんと欲し、敗れし者の傍らに身を置かんとし、死者との共存・共生・共闘を理念として掲げ、ひたすら死者による裁きが為されんことを神仏に懇請祈念する菩薩行を実践せんと志す者である。

願うところは仏国土の顕現、めざすところは立正安国の実現である。

我等一同、日蓮大聖人の末流に連なる者として、ここに国家諫暁を為し奉り、日米安全保障条約、日米地位協定、数々の軍事的密約に基づく米軍基地の存続、原発再稼働と原発海外輸出、自衛隊の海外派遣等々を推進せんとする悪しき輩に死者の裁きの鉄槌を下し給わんことを、南無妙法蓮華経。

今や米国に共和党のトランプ政権が誕生したことにより、日本の外交、安全保障政策は東西冷戦終結以来の一大転機を迎えたとされ、六十六年も継続してきたかつての占領下時代の米国に対する戦争協力体制、すなわち在日米軍を中軸とした日米同盟が変更を迫られるとされる事態を、、これを絶対の好機到来と考え、米軍基地は無論のこと、沖縄、原発、安保、自衛隊、天皇にいたる今だ手つかずの困難な問題に、ついに日本国民は本気で取り組まざるを得ないだろう。仰ぎ祈らくは南無天下諫暁立正安国の大導師日蓮大聖人

正法治国不邪誑人民天下泰平国土安穏万民快楽、この妙利を展転し、広く衆生を利益し給わんことを南無妙法蓮華経。

我等一同、至心懺悔、無始以来自他謗法罪障消滅、道念堅固信力不退、願以此功徳普及於一切我等与衆生皆倶成仏道、乃至法界平等利益

南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経

維時平成二十八年十一月十五日

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《2016年 12月15日》

慎み敬って唱え奉る南無妙法蓮華経、読誦し奉る妙法蓮華経、鳩る処の功徳阪神淡路大震災、東日本大震災、東京電力福島第一原子力発電所事故、熊本地震等々度重なる風水害天災人災横死に遭いし処の諸精霊に廻向し奉る。

南無有縁無縁之諸精霊 仏果増進追善菩提 南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経又、いまだ還らぬ被災行方不明者の無事と今に於ても困難な日々の苦しみを強いられし方々に一日も早く平穏と安楽な暮らしが訪れることを祈念し奉る。

我等一同は無辜の民の声を聴かんと欲し、敗れし者の輩に身を置かんとし、死者との共存・共生・共闘を理念として掲げ、ひたすら死者による裁きが為されんことを神仏に懇請祈念する菩薩行を実践戦と志す者である。

願うところは仏土の顕現、めざすところは立正安国の実現である。

我等一同、日蓮大聖人の末流に連なる者として、ここに国家諫暁を為し奉り、日米安全保障条約・日米地位協定・数々の軍事的密約に基づく米軍基地の存続、原発再稼働と原発海外輸出、自衛隊の海外派遣等々を推進せんとする悪しき輩に死者の裁きの鉄槌を下し給はんことを、南無妙法蓮華経。

仰ぎ祈らくは南無天下諫暁立正安国の大導師日蓮大聖人、

正法治国不邪誑人民天下泰平国土安穏万民快楽この妙利を展転し、広く衆生を利益し給はんことを、南無妙法蓮華経。

我等一同、至心懺悔無始以来自他謗法罪障消滅道念堅固信力不退

願以此功徳普及於一切我等与衆生皆倶成仏道乃至法界平等利益

南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経

思い起こせば本日十二月十五日は我等呪殺祈祷僧団四十七士JKS47の結成に多大なるインスピレーション、霊感を与へたる播州赤穂藩主浅野内匠頭が江戸城本丸の廊下の刃傷事件により即日切腹となり、亡き主君の仇を討たんと大石内蔵助ら四七名の赤穂浪士が吉良上野介の屋敷に討ち入り吉良の首を取ったいわゆる、「忠臣蔵」として知られる歴史的記念日である。この劇的な事件にいち早く反応したのは当時の芝居者たちで、最初の舞台上演は元禄十六年(一七〇三年)の春、四十七名の赤穂浪士が幕府の命により切腹してからわずか十六日後のことであった。芝居はたったの三日間で中止されたが、これにひるむことなく徳川時代だけでも百六十余の間に百二十本以上の戯曲が上演された。中でも有名な『仮名手本忠臣蔵』によりこの歴史上の大事件は「忠臣蔵」の四十七士を偲び大石内蔵助の辞世を引いておく。〽今は早や霞が関を立出て君ます里の花をいざ見ん。

時は平成二十八年師走半ばの十五日時刻は甲の八ツ半。

〽打てや響けや法華の太鼓、霞が関に鳴り渡る、黒装束を身にまとい、真言陀羅尼を口に誦し、政官財の悪を断つ、呪殺祈祷僧団、四十七士の討ち入りか。「さてこそ経済産業省のわれと思わん方々は、お出会い召されィ!

死者の無念を晴さんとJKS47、ここに推参仕った。

めざすは人非人東京電力の首、めざすは売国奴経産省の首、そしてめざすは安倍政権の首!」

今は早や霞が関を立出でぬ留置かまし法華魂。

まず本日はこれぎり。南無妙法蓮華経。

維時平成二十八年十二月十五日

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《2017年 1月30日》

慎み敬って唱え奉る南無妙法蓮華経、読誦し奉る妙法蓮華経、鳩る処の功徳、阪神淡路大震災、東日本大震災、東京電力福島第一原子力発電所事故、熊本地震等々、度重なる風水害天災人災横死に遭いし処の諸精霊に廻向し奉る。
南無有縁無縁之諸精霊仏果増進追善菩提 南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経。又、いまだ還らぬ被災行方不明者の無事と今に至るも困難な日々の苦しみを強いられし方々に一日も早く平穏と安楽な暮しが訪れることを祈念し奉る。
我等一同は無告の民の声を聴かんと欲し、敗れし者の傍らに身を置かんとし、死者との共存・共生・共闘を理念として掲げひたすら死者による裁きが下されんことを神仏に懇請祈念する菩薩行を実践せんと志す者である。
願うところは仏国土の顕現、めざすところは立正安国の実現である。
我等一同、日蓮大聖人の末流に連なる者として、ここに国家諫暁を為し奉り、日米安全保障条約、日米地位協定、数々の軍事的密約に基づく米軍基地の存続、原発再稼働と原発海外輸出、自衛隊の海外派遣等々を推進せんとする悪しき輩に死者裁きの鉄槌を下し給はんことを、南無妙法蓮華経。
仰ぎ祈らくは南無天下諫暁立正安国の大導師日蓮大聖人
正法治国不邪誑人民天下泰平国土安穏万民快楽この妙利を展転し、広く衆生を利益し給はんことを南無妙法蓮華経。
我等一同、至心懺悔無始以来自他謗法罪障消滅道念堅固信力不退、願以此功徳普及於一切我等与衆生皆共成仏道、乃至法界平等利益 南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経。
平家物語に曰く、
帝都名利の地鶏鳴いて安きこと無し、治る世だにも此の如し、況や乱れたる世に於いておや。
鶏すでに鳴いて、忠臣朝を待つ。疑ふ人は愚かやな。あら恨めしの心やな。言の葉草の霜夜も明けて。月はさながら白雪の。空に散りし行く朝嵐。羽音も冴えて打ち羽ふく。その塒にはとまらずして。鶏寒うして木に登り。鴨寒うして水にいる。
見我身者発菩提心、聞我名者断悪修善。聴我説者得大智慧。知我身者即身成仏。
呪殺祈祷僧団、JKS47の行者達。我が菩薩行は是れなりと。重ねて珠数を。押しもんで。東方に持国天王 持国天王と珠数さらさら押しもめば。恐ろしや東より。鬼神来って墜ちよ墜ちよと責め給うぞや。まった南を見れば。南無増長大王雲風吹いて眼に入れば。夕日の影と共に西の方に歩み行けば。西方広目天の来って怒りをなせば。ここも叶はで。北に廻れば北方は毘沙門天王。さて中央は。南無妙法蓮華経の御題目。法華経守護の四天王。ここにこぞって地獄の責苦。墜ちよ墜ちよと祈り給ふ。さても進退極まった。人非人の東京電力。売国奴の経済産業省。非国民の安倍政権。政官財の極悪非道の皆々様。さあ、どうするどうするどうなさる。
平成丁酉。今年もケッコーでもうコケッコーな。鳥肌の立つような。取り乱したおつきあいの程を。取りも直さず。取り留めも無く。宜敷御願い。申し上げ奉りまする。南無妙法蓮華経。

維時平成二十九年一月三十日

《2017年 2月20日》

慎み敬って唱え奉る南無妙法蓮華経、読誦し奉る妙法蓮華経、鳩る処の功徳
阪神淡路大震災、東日本大震災、東京電力福島第一原子力発電所事故、熊本地震
等々度重なる風水害天災人災横死に遭いし処の諸精霊に回向し奉る。
南無有縁無縁の諸精霊仏果増進追善菩提 南無妙法蓮華経
又、いまだ還らぬ被災行方不明者の無事と今に至るも困難な日々の苦しみを
強いられし方々に一日も早く平穏と安楽な暮らしが訪れることを祈念し奉る。
我等一同は無告の民の声を聴かんと欲し、敗れし者の傍らに身を置かんとし、
死者との共存・共生・共闘を理念として掲げひたすら死者による裁きが下され
んことを神仏に懇請祈念する菩薩行を実践せんと志す者である。
願うところは仏国土の顕現、めざすところは立正安国の実現である。
我等一同、日蓮大聖人の末流に連なる者として、ここに国家諫暁を為し奉
り日米安全保障条約、日米地位協定、数々の軍事的密約に基づく米軍基
地の存続、原発再稼働と原発海外輸出、自衛隊の海外派遣等々を推進
せんとする悪しき輩に死者の裁きの鉄槌を下し給わんことを、南無妙法蓮華経
仰ぎ祈らくは南無天下諫暁立正安国の大導師日蓮大聖人
正法治国不邪誑人民天下泰平国土安穏万民快楽この妙利を展転し、
広く衆生を利益し給はんことを南無妙法蓮華経。
我等一同至心懺悔、無始以来自他謗法罪障消滅道念堅固信力不退
願以此功徳普及於一切我等与衆生皆共成仏道乃至法界利益
南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経。
泪羅の淵に波騒ぎ巫山の雲は乱れ飛ぶ 混濁の世に我立てば義憤に燃えて
血潮涌く。「三十二われ生涯を焼く情熱に殉じたりけり嬉しくともうれし」
私に影響を与えた人物は北先生や西田氏を除けば、古人では日蓮と吉田
松陰である。私は数ある日蓮の文章のなかで身と心の知行合一、色心二法を
説いた「土籠御書」を最も好んだ。「法華経を余人のよみ候は、口ばかりことばばかりはよめども、心はよまず。心はよめども身によまず、色心二法共にあそばさ
れたるこそ貴く候へ」。私は炎の如き情熱の日蓮の殉教殉難の精神と、
そして尊皇攘夷の大義名分を唱え、忠孝の節義に徹して独立をかちとらん
とした吉田松陰の純粋なる精神に惚れ込んだのである。「身はたとひ武蔵
の野辺に朽ちぬとも留め置かまし大和魂」。
江戸伝馬町の牢内で刑死し、なきがらは南千住の骨が原、小塚原の回向院に埋葬
された吉田松陰、また橋本左内など安政の大獄で刑死者や幕末の志士たち
の墓所に傍らで、私と妻の名前が刻まれた小さな墓の中で、私はいまも眠って
いる。
そんな私をわざわざ呼び出したのは他でもない、あなたの祖父である。
あなたの祖父とは、岸信介ではない。安倍寛である。あなたが祖父は岸信介
だと言い張りたいのなら、せめて岸信介の愛読書である北先生の『日本
改造法案大綱』や『支那革命外史』を繙いてみたまえ。話はそれからだ。
いずれにしても私は安倍寛さんに呼ばれて出てきたのだ。寛さんは私にこう
言った。「孫の晋三に説教してやってくれ」。寛さんは私より十一歳上で隣ろ村
の出身だ。寛さんは日置村、私は菱海村の生まれである。さらに寛さんの
奥さんは大島義昌陸軍大将の孫娘だ。大島陸軍大将も私と同じ菱海村
の出身である。どうだ、これだけの因縁があれば文句はあるまい。
安倍晋三よ、これは安倍寛さんの遺言だと思って聴け。
晋三よ。人非人になるな!晋三よ。売国奴になるな!晋三よ、非国民になる
な!晋三よ。国賊になるな!
私は昭和十二年刑につく前に遺書にこう認めた。
「捕縛投獄死刑嗚呼吾カ肉体は極度ニ従順ナリキ然レトモ魂は従ハシ
永遠ニ抗シ無窮ニ闘ヒ尺寸ト雖退譲スルモノニ非ス国家ノ権力ヲ以テ
圧シ軍ノ威武ヲ以テ迫ルトモ独リ不伏ノ魂隗ヲ留メテ大儀ヲ絶叫シ
破邪討奸セスンハ止マス」
そして辞世をこう詠んだ。
「国民よ国をおもひて狂となり痴となるほどに国を愛せよ」
結びに日夜読誦した法華経の文句を引いておく。
我等佛を敬信して當に忍辱の鎧を著るべし。是の経を説かんが為の
故に是の諸の難事を忍ばん 我身命を愛せずただ無上道を惜しむ。
南無妙法蓮華経。南無妙法蓮華経。
維時平成二十九年二月二十日 菱海 磯部浅一
外同志一同

《2017年 3月11日》

慎み敬って唱え奉る南無妙法蓮華経、読誦し奉る妙法蓮華経、
鳩る処の功徳、阪神淡路大震災、東日本大震災、東京電力
福島第一原子力発電所事故、広島豪雨災害、御嶽山噴火災
害、熊本地震等々風雪水害、水俣等公害薬害天災人災
横死に遭いし処の諸精霊に回向し奉る。
ことには第七回忌に相遇う所、東日本大震災による一万八千人
を超える夥しい死者並びに行方不明者、更には原発関連死に
よる犠牲者の冥福を祈り南無妙法蓮華経と唱え奉り、有縁
無縁の諸精霊に回向し奉る。願くは南無有縁南無無縁
之諸精霊、第七回忌仏果増進追善菩提。南無妙法蓮華経、
南無妙法蓮華経。
又、今日に至るも困難な日々の苦しみを強いられし方々に、
一日も早く平穏と安楽な暮らしが訪れんことを祈念し奉る。
南無妙法蓮華経。
思い起こせば一年前の本日、三月十一日、経済産業省前に立ち、
上原專祿先生の『死者・生者』の六即を引き、月例となった
祈祷会をはじめたのである。
『死者・生者』に曰く
「死者たちとの共闘なしには、執拗でガンコなこの世の政治
悪、社会悪の超克は多分不可能であろう」と。
斯して我等一同は上原專祿先生のいう「死者のメデイア」た
らんと決意し、無告の民の声を聴き、敗れし者の傍らに身
を置き、死者との共存・共生・共闘、死者と共に在り、死者
と共に生き、死者と共に闘うことを理念として掲げ、ひたすら
死者による裁きが下されんことを神仏に懇請し祈念する
菩薩行の実践としてここに諫暁を為さんとする者である。
願うところは仏国土の顕現、めざすところは立正安国の実現である。
顧みれば、日米安全保障条約、日米地位協定、軍事的密約に
基づく在日米軍基地の存続、原発再稼働と原発海外輸
出、自衛隊の海外派遣、憲法改正、天皇退位等々、政
官財の悪しき輩が一丸となって推進するまさに国賊と呼
ぶべき亡国の所業は、すべて日米軍事同盟による対米従
属の結果である。そしてその対米従属の根本にあるのは
一九六〇年代末に、核兵器の先制使用を方針とする米国の
核の傘に入ることにより、日本の平和を究極的に担保するため
に、非常時には米軍が核兵器を使用するという、しかも
日本の決断ではなく米国の一存で核兵器が使用されると
いう、実に驚くべき日本型核抑止力依存政策が今日
もなお継続されているのである。
仰ぎ願わくは南無天下諫暁立正安国の大導師日蓮大聖人に
回向し奉る。
正法治国、不邪誑人民、我不愛身命、但惜無上道、不染
世間法、如蓮華在水、巧於難問答、其心無所畏、如日月光明、
能除諸幽冥、斯人行世間、能滅衆生闇、大慈大悲御報恩謝得。
南無妙法蓮華経。
仰ぎ祈らくは、天下泰平、国土安穏、万民快楽。この妙利を
展転し、広く衆生を利益せんことを。
南無妙法蓮華経。
我等一同、至心懺悔、無始以来、自他謗法、罪障消滅、
道念堅固、信力不退。
南無妙法蓮華経。
日蓮大聖人『立正安国論』に示して曰く、
「汝早く信仰の寸心を改めて速やかに実乗の一善に
帰せよ。然れば則ち三界は皆仏国なり。宝土何ぞ壊れんや。国に衰
微無く土に破壊無くんば、身はこれ安全にして心は是れ
禅定ならん。此の詞、此の言、信ずべく崇むべし。」
南無妙法蓮華経。南無妙法蓮華経。
維時平成二十九年(二〇一七)三月十一日
JKS47僧団員一同

《2017年 4月28日》

慎み敬って唱え奉る南無妙法蓮華経、読誦し奉る妙法蓮華経。鳩る処の功徳、阪神淡路大震災、東日本大震災、東京電力福島第一原子力発電所事故、広島豪雨災害、御嶽山噴火災害、熊本地震災害等風雪水害、水俣病等公害薬害天災人災横死に遭いし処の諸精霊に回向し奉る。
願わくば南無有縁南無無縁之諸精霊仏果増進追善菩提。南……経。

本月本日第七百六十五回本化開宗の聖日と伝承せられし紀辰に値遇し南無末法下種唱導師日蓮大聖人に回向し奉る。
如日月光明能除諸幽冥斯人行世間能滅衆生闇
不染世間法如蓮華在水巧於難問答其心無所畏
忍辱心決定端正有威得十方仏所讃
南無末法下種唱導師日蓮大聖人大慈大悲御法恩謝得、南……経。
仰ぎ祈らくは普天卒土悉く妙法を唱え、諸の護法の者変化人を得て法利を展転し広く衆生を益しあまねく正機を導きて共に本眷属に帰せん。
一天四海皆帰妙法末法万年広宣流布以是方便令法久住。南……経。

御妙判『清澄寺大衆中』に曰く
〈此を申さば必ず日蓮が命と成るべしと存知せしかども、虚空蔵菩薩の御恩を報ぜんがために、建長五年四月二十八日、安房国東条郷清澄寺道善之房持仏堂の南面にして、浄円房と申す者並に少々の大衆にこれを申しはじめて……〉云々

日蓮大聖人は比叡山と中心とした勉学の結果『法華経』こそが仏教の真髄であるとの結論に達し、三十二歳にして清澄にもどり、
建長五年(一二五三)四月二十八日、師の道善房の持仏堂の南面で、清澄寺に修学する僧徒を前に浄土教を批判し、法華経に帰依することをすすめたのである。
このことを後に御妙判『開目抄』の中でこう述べておられる。
〈日本国に此を知れる者、但日蓮一人なり。これを一言も申し出すならば父母・兄弟・師匠に国主の王難必ず来たるべし。いはずば慈悲なきに似たりと思惟するに、法華経・涅槃経等にこの二辺を合せ見るに、いはずば今生は事なくとも後生は必ず無間地獄に堕つべし。いふならば三障四魔必ず競い起るべしと知りぬ。二辺の中にはいふべし。〉
斯くして我等一同は日蓮大聖人の御教えを体し、無告の民の声を聴き敗れし者の傍らかに身を置き、死者との共存・共生・共闘、死者と共に在り、死者と共に生き、死者と共に闘うことを理念として掲げ、ひたすら死者による裁きが下されんことを神仏に懇請し祈念する菩薩行の実践として、ここに国家諫暁を為さんとする者である。
願うところは仏国土の顕現、めざすところは立正安国の実現である。

顧みればわが国日本は地政学的観点からすれば、重武装をして軍事的に自立するか、さもなければ米国につくか、あるいは中国につくか、はたまたロシアにつくか、このいずれかにしか選択肢がなのである。そして我が国日本は、長年にわたって対米従属という道を選択してきたのである。
だが、トランプが米国の大統領となった今日、相も変わらずいままでの対米従属を続けるとするなら、非常時には日本の決断とは無関係に核兵器を使用することができる米国との危険極まりない従属関係を見直すべく、我が国の安全保障を新たに構想しなければならないだろう。
いずれにしても、沖縄をはじめとする在日米軍基地の問題も、原発再稼働や原発海外輸出の問題も自衛隊、憲法改正、天皇制等々のあらゆる問題は、すべて日米安全保障条約、日米地位協定に基づく日米軍事同盟による対米従属の結果であることはいうまでもないことであろう。
我等一同は斯くの如き対米従属を今も推進せんとするすべての悪しき輩に、死者の裁きの鉄槌が下されんことを祈念し奉る。

仰ぎ願くは南無天下諫暁立正安国の大導師日蓮大聖人に回向し奉る。
正法治国不邪誑人民天下泰平国土安穏万民快楽、南……経。

我等一同、至心懺悔無始以来自他謗法罪障消滅道念堅固信力不退
南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経
維時平成二十九年(二〇一七)四月二十八日
JKS47一同

《2017年 5月18日》

慎み敬って唱え奉る南無妙法蓮華経、読誦し奉る妙法蓮華経、鳩る処の功徳、阪神淡路大震災、東日本大震災、東京電力福島第一原子力発電所事故、広島豪雨災害、御嶽山噴火災害、熊本地震災害等風雪水害、水俣病等公害薬害天災人災横死者に遭いし処の諸精霊に回向し奉る。
願くは南無有縁南無無縁の諸精霊仏果増進追善菩提南……経。
また今日に至るも困難な日々の苦しみを強いられし被災者の方々に一日も早く平穏と安楽な暮らしが訪れんことを祈念し奉る南……経。

我等一同は死者のメディアたらんと決意し、無告の民の声を聴き、敗れし者の傍らに身を置き、死者との共存・共生・共闘すなわち死者と共に在り、死者と共に生き、死者と共に闘うことを理念として掲げ、ひたすら死者による裁きが下されんことを神仏に懇請し祈念する菩薩行の実践として、今日ここに国家諫暁を為さんとする者である。願うところは仏国土の顕現、めざすところは立正安国の実現である。

顧みれば我が国の保守政権は一九六〇年代末に、核兵器の先制使用を軍事的方針とする米国の核の傘に入ることにより、平和と安全が担保されたものとする世界にも類を見ない日本型核抑止力政策を選択し、以来止むことのない対米従属路線を継承している。
むろんのこと、こうした対米従属路線からの脱却をめざすためには、新たなる防衛政策を掲げる政権の誕生が望まれるところであるだろうが、しかしそれ以上に大事なことは、我々国民の一人一人が断固たる覚悟を持って決断することが必要不可欠であろう。

とはいえ今もなお日米軍事同盟に基づく沖縄をはじめとする在日米軍基地の存続、原発再稼働と原発海外輸出、自衛隊、天皇制、憲法改正等々を恣意的な解釈によって推進せんとする安倍政権をはじめとする悪しき輩の非道な暴挙に対し、我等一同は死者の裁きによる鉄槌が下されんことをひたすら神仏に懇請し祈念し奉る。

仰ぎ祈らくは南無天下諫暁立正安国の大導師日蓮大聖人に回向し奉る。
正法治国、不邪誑人民、我不愛身命但惜無上道、不染世間法如蓮華在水、巧於難問答其心無所畏、如日月光明能除諸幽冥斯人行世間能滅衆生闇、大慈大悲御報恩謝得、南……経。
仰ぎ祈らくは天下泰平国土安穏万民快楽、、この法利を展転し、広く衆生を利益し給はんことを。南……経。

我等一同、至心懺悔、無始以来自他謗法、罪障消滅、道念堅固、信力不退。南……経。

日蓮大聖人『立正安国論』に示して曰わく
「汝早く信仰の寸心を改めて速やかに実乗の一善に帰せよ、然れば則ち三界は皆仏国なり。仏国其れ衰えんや、十方は悉く宝土なり、宝土何ぞや壊れんや、国に衰微無く土に破壊無くんば、身はこれ安全にして、心は是れ禅定ならん、此の詞此の言信ずべく崇むべし」
南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経
維時平成二十九(二〇一七)年五月十八日
JKS47一同

《2017年 6月13日》

慎み敬って唱え奉る南無妙法蓮華経、読誦し奉る妙法蓮華経。鳩る処の功徳、阪神淡路大震災、東日本大震災、東京電力福島第一原子力発電所事故、広島豪雨災害、御嶽山噴火災害、熊本地震災害等、風雪水害、火災、水俣病等公害薬害、天災、人災横死者に遭いし処の諸精霊に回向し奉る。
願わくは南無有縁南無無縁の諸精霊仏果増進追善菩提。南無妙法蓮華経。
又、今日に至るも困難な日々の苦しみを強いられし被災者の方々に一日も早く平穏と安楽な暮らしが訪れんことを祈念し奉る。南無妙法蓮華経。

我等一同は死者のメディアたらんと決意し、無告の民の声を聴き、敗れし者の傍らに身を置き、死者との共存・共生・共闘、死者と共にあり、死者と共に生き、死者と共に闘うことを来たるべき新たなる僧団(サンガ)の理念として掲げ、国家諫暁の実践として、対米従属路線を継続し、日米安保体制、日米軍事同盟に基づく在日米軍基地の存続、原発再稼働、原子力産業の海外進出を推進し、恣意的な憲法解釈により、自衛隊、天皇制、憲法改正等々に関する本質的な議論を忌避し、口先だけの思いつきで国民を欺き続ける安倍政権をはじめとする政官財の国賊、非国民に、死者の裁きの鉄槌が下されんことを、ひたすら神仏に懇請し祈念し奉る。

仰ぎ願わくは南無天下諫暁立正安国の大導師日蓮大聖人に回向し奉る。
正法治国不邪誑人民、我不愛身命但惜無上道
不染世間法如蓮華在水、巧於難問答其心無所畏
如日月光明能除諸幽冥斯人行世間能滅衆生闇
大慈大悲御報恩謝得、南無妙法蓮華経

仰ぎ祈らくは天下泰平国土安穏万民快楽
この法利を展転し広く衆生を利益し給はんことを
南無妙法蓮華経

我等一同至心懺悔無始以来自他謗法罪障消滅
道念堅固信力不退、南無妙法蓮華経

日蓮大聖人『立正安国論』に示して曰わく
「汝早く信仰の寸心を改めて速やかに実乗の一善に帰せよ
然れば則ち三界は皆仏国なり仏国其れ衰えんや
十方は悉く宝土なり宝土何ぞ壊れんや
国に衰微なく土に破壊無くんば
身はこれ安全にして心は是れ禅定ならん
此の詞此の言信ずべく崇むべし」

願うところは仏国土の顕現
めざすところは立正安国の実現である
南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経

維時平成二十九(二〇一七)年六月十三日
JKS47一同

《2017年 7月28日》

慎み敬って唱え奉る南無妙法蓮華経、読誦し奉る妙法蓮華経
鳩る処の功徳、阪神淡路大震災、東日本大震災、東京電力福島第一原子力発電所事故、火山噴火、火災、風雪水害、水俣病等、公害薬害、天災人災横死に遭いし処の諸精霊に回向し奉る。南無妙法蓮華経
殊に今時九州北部豪雨災害、東北豪雨災害に遭いし処の諸精霊に回向し奉る。願くは南無有縁無縁の諸精霊、仏果増進追善菩提。南無妙法蓮華経
又、今日に至るも困難な日々の苦しみを強いられたるすべての被災者の方々に一日も早く平穏と安楽な暮らしの訪れんことを祈念し奉る。南無妙法蓮華経

我等一同は死者のメディアたらんと決意し、無告の民の声を聴き、敗れし者の傍らに身を置き、死者との共存・共生・共闘、死者と共に在り、死者と共に生き、死者と共に闘うことを来べき新たな僧団(サンガ)の理念として掲げ、国家諫暁を志す者である。

二〇一四年(平成二六年)九十七歳で逝去された『神聖喜劇』という巨大な思想小説で知られる作家大西巨人氏は、著書の中で、
〈天皇制という問題に対する底知れぬ無知の三千年ないし千数百年ないし百数十年、その無知が訂正されぬ限り、その無慮無数の犠牲者は、肉体的にも精神的にも正当な扱いを受けることはできないであろう〉と述べている。
大西巨人は一貫して、日本国憲法の第一章、つまり一条から八条までの天皇制条項に反対し、これを批判、否定する立場を鮮明にされ、こうした共和主義の思想と九条の人殺し、戦争反対の考え方を結びつけて活動されたのである。
しかし、問題は、一条から八条と九条は思想的に真っ向から対立するものであるという事実を前に、多くの国民は沈黙してしまうのである。

また、川口暁弘氏の『ふたつの憲法と日本人-戦前・戦後の憲法観』は、大日本帝国憲法(明治憲法)は成立から五十七年間、日本国憲法は成立から七〇年以上、共に一度も一文字の改正もなされなかったのはなぜか、という問題をとりあげている。
そして、日本人にとって日本国憲法論は、改正してはいけないという護憲論と改正したいが改正できないという改憲論の間にあって、解釈改憲によって、つまり条文の字句を変更せずに、条文の解釈によって憲法改正と同じ結果をもたらすことができるという考え方によって現実には運用されてきたのにもかかわらず、解釈改憲は護憲派と改憲派の双方からも、また国民からも非難を浴び続けてきたのだという。

また、篠田英朗氏の『ほんとうの憲法-戦後日本憲法学批判』は、「国民が権力を制限することが立憲主義だ」とされ、権力に対する「抵抗」を英雄視する物語が延々と語られ、あたかも憲法九条が国際法を超越した存在であるかのようなロマン主義を流布しつつ、自衛隊や日米安保を否定し、安全保障問題をまともに捉えなおすことを避けてきたという問題をとりあげている。

こうした天皇制や憲法に関する本質的な問題提起を重ね合わせて、対米従属路線の継続による日米安保法体制、日米軍事同盟に基づく日米地位協定、在日米軍基地の存続、原発再稼働、原子力産業の海外進出、自衛隊の問題等々、あまりにも困難極まりない問題の数々を、それでも避けて通ることはできないのである。

我等一同は、口から出まかせの安倍政権をはじめとする政官財の国賊、非国民に、死者の裁きの鉄槌が下されんことを、ここにひたすら神仏に懇請し祈念し奉る。

仰ぎ願くは南無天下諫暁立正安国の大導師日蓮大聖人に回向し奉る。
正法治国不邪誑人民、我不愛身命但惜無上道
不染世間法如蓮華在水、巧於難問答其心無所畏
如日月光明能除諸幽冥斯人行世間能滅衆生闇
大慈大悲御報恩謝得 南無妙法蓮華経

仰ぎ祈らくは天下泰平国土安穏万民快楽
この法利を展転し広く衆生を利益し給はんことを。
南無妙法蓮華経

我等一同至心懺悔無始以来自他謗法罪障消滅道念堅固信力不退
南無妙法蓮華経

日蓮大聖人『立正安国論』に示して曰く、
「汝早く信仰の寸心を改めて速やかに実乗の一善に帰せよ
然れば則ち三界は皆仏国なり仏国其れ衰えんや
十方は悉く宝土なり宝土何ぞ壊れんや
国に衰微なく土に破壊無くんば
身はこれ安全にして心は是れ禅定ならん
此の詞此の言信ずべく崇むべし」

願うところは仏国土顕現。
めざすところは立正安国の実現である。
南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経

維時平成二十九(二〇一七)年七月二十八日
JKS47 一同

《2017年 8月31日》

慎み敬って唱え奉る南無妙法蓮華経、読誦し奉る妙法蓮華経
鳩る処の功徳、阪神淡路大震災、東日本大震災等地震災害、殊には一九二三年(大正十二年)九月一日に発生した関東大震災、津波災害、火山災害、風雪水害、豪雨土砂災害、火災、東京電力福島第一原子力発電所事故、水俣病等公害薬害、天災人災横死に遭いし処の諸精霊に回向し奉る。
願わくは南無有縁南無無縁の諸精霊仏果増進追善菩提
南無妙法蓮華経
又、今日に至るも困難な日々の苦しみを強いられたるすべての被災者に一日も早く平穏と安楽な暮らしの訪れんことを心より祈念し奉る南無妙法蓮華経

我等一同は死者のメディアたらんと決意し、無告の民の声を聴き
敗れし者の傍らに身を置き、死者との共存・共生・共闘、死者と共にあり、死者と共に生き、死者と共に闘うことを新たなるサンガ(僧団)の理念として掲げ、国家諫暁を志すものである。

仰ぎ願わくは南無天下諫暁立正安国の大導師日蓮大聖人に回向し奉る。

正法治国不邪誑人民、我不愛身命但惜無上道
不染世間法如蓮華在水、巧於難問答其心無所畏
如日月光明能除諸幽冥斯人行世間能滅衆生闇
大慈大悲御報恩謝得 南無妙法蓮華経

仰ぎ祈らくは天下泰平国土安穏万民快楽
この法理を展転し広く衆生を利益し給はん事を
南無妙法蓮華経

我等一同至心懺悔無始以来自他謗法罪障消滅
道念堅固信力不退 南無妙法蓮華経

我等一同、JKS47による死者が裁く祈祷会をはじめてから今回で十九回を数えるが、思い起こせば、JKS47の発足にあたり提言者の上杉が多大な影響を受けたのはこの二〇一四年に出版された矢部宏治氏の『日本はなぜ「基地」と「原発」を止められないのか』を手にしたからであった。この著作に啓蒙された上杉は、東京電力福島第一原子力発電事故による放射能汚染に対して従来の政治的闘争ではない異次元の闘いを挑もうと提案し、JKS47は結成をみたのである。
現在のJKS47のメンバー全員がそれぞれ独自のテーマの基づき独自のスタイルによってこの現実世界と格闘を続けている。JKS47はこうした表現者による集団である。
そして、上杉の理解によれば、JKS47は、宗教による運動よりも、むしろダダやシュルレアリスムのめざした運動を強く意識したものだといってもいいだろう。

例えば今から五十一年前に亡くなったアンドレ・ブルトンは『シュルレアリスム第二宣言』でこう述べている。
〈あらゆる点を考慮すれば、生と死、現実世界と想像世界、過去と未来、伝えられることと伝えられないこと、高いところと低いところが、そこから見れば矛盾したものとして知覚されることをやめてしまうような精神の一点が必ず存在するのであり、シュルレアリスムの活動にこの地点を確定すること以外の動機を探し出そうとしても、徒労に終わるだけだろう。(…)人間は、身の毛もよだつ歴史上のいくつかの失敗のせいで正しい理由なしに怖気づくことがあったとしても、なお彼自身の自由を信じる自由を持っている。〉

ブルトンのいうシュルレアリスムの活動における「精神の一地点」をJKS47も確定しなければならない。

ブルトンは一九四一年にアメリカに亡命する旅の途中でカリブ海のマルチニックを訪れ、植民地主義や白人中心主義と闘う「ネグリチュード」(黒人としての自己証明への確信)の創出者のエメ・セゼールと出逢った。
エメ・セゼールのシュルレアリスム詩『文学宣言に代えて─アンドレ・ブルトンへ』より引いておこう。
〈今こそ始めなくてはならない。何を始めるのか?始めるだけの価値のある世界で唯一のことを。世界の終わりだ。そのとおり!(…)言葉だ!この世界の無数の場所を手探りするとき、錯乱状態の禁欲者たちと結婚する時、煙を上げる扉を蹴破る時、言葉だ!そうだ、言葉だ、だが新鮮な血の言葉、津波、猛毒マラリアという言葉、それに溶岩、熱帯の低木林を焼く炎、火であぶった肉、火であぶった都市……〉

ところで、矢部宏治は自らの著作も含め八冊の企画編集本を刊行している。その題名だけ上げれば、
『本土の人間は知らないか、沖縄の人はみんな知っていること』
『戦後史の正体』
『本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」』
『検証・法治国家崩壊』
『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』
『戦争をしない国 明仁天皇メッセージ』
『日本はなぜ、「戦争ができる国」になったのか』
『「日米合同委員会」の研究』
そして、こうした八冊のすべてのエッセンスを凝縮させ、『知ってはいけない隠された日本支配の構造』という新著を出版した。
数々の注目すべき指摘の中で重要なことは北朝鮮問題を考えるためにも、現在、我々が生きているのは、実は「戦後レジーム」ではなく「朝鮮戦争レジーム」であり、朝鮮戦争によって生まれた「占領下での米軍への戦争協力体制」がその後も六〇年以上も固定し続けてしまったことであり、こうした「朝鮮戦争レジーム」を支える法的構造にはっきりと「NO」といわない限り、軍事的密約が今後も我が国の国内法として整備されてしまうという重大事を国民のすべてが共通認識としなければならないということである。
そして、いつの日か、きちんとした政権をつくってアメリカと交渉するためには、
・大国と従属関係にあった国が、どうやって不平等条約を解消したのか
・アメリカの軍事支配を受けていた国が、どうやってそこから脱却したのか。
・自国の独裁政権を倒した人たちは、そのときどのような戦略を立てていたのか。
といった問題に取り組まなければならないと、同書の「あとがき」にはある。

そして矢部氏はいう。
〈いま、すべての人が、すべてのポジショントークを一度やめて、遠く離れた場所(沖縄、福島、自衛隊の最前線)で大きな矛盾に苦しむ人たちの声に真摯に耳を傾け、あくまで事実に基づいて、根本的な議論を行うときにきていると私は考えます。〉

今回の結びに経済産業省の門前を道場と定めて行うJKS47の月例祈祷会が、たんなるポジショントークに終わることのないように、新たな決意と共に御題目を唱え奉る。
南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経

維時二〇一七年(平成二十九年)八月三十一日
JKS47  一同

《2017年 9月28日》

慎み敬って唱え奉る南無妙法蓮華経の御題目、読誦し奉る妙法蓮華経、
鳩る処の功徳、阪神淡路大震災、東日本大震災等地震災害、津波災害、火山災害、風雪水害、豪雨土砂災害、火災、水俣病等公害薬害、天災、人災、東京電力福島第一原子力発電所事故、横死に遭いし処の有縁無縁の諸精霊に回向し奉る。
願わくは南無有縁、南無無縁の精霊仏果増進追善菩提
南無妙法蓮華経。
また、今日に至るも困難な日々の苦しみを強いられたるすべての被災者の方々に一日も早く平穏と安楽な暮らしのおとずれんことを心より祈念し奉る。南無妙法蓮華経。

我々一同は死者のメディアたらんと決意し、無告の声を聴き、敗れし者の傍らに身を置き、死者との共存・共生・共闘、死者と共に在り、死者と共に生き、死者と共に闘うことを新たなるサンガ(僧団)の理念として掲げ、ここに国家諫暁を志す者である。

仰ぎ願くは南無天下諫暁立正安国の大導師日蓮大聖人に回向し奉る。
正法治国、不邪誑人民、我不愛身命但惜無上道
不染世間法如蓮華在水巧於難問答其心無所畏
如日月光明能除諸幽冥斯人行世間能滅衆生闇
大慈大悲御報恩謝得 南無妙法蓮華経。

仰ぎ祈らくは天下泰平国土安穏万民快楽
この法利を展転し広く衆生を利益し給はんことを
南無妙法蓮華経。

我等一同至心懺悔無始以来自他謗法罪障消滅
道念堅固信力不退 南無妙法蓮華経。

さて、思うに、北朝鮮の金、アメリカのトランプ、日本の安倍、この三人は、じつは陰でデキていたのではないか。仲良しトリオではなかったのか。
なぜなら、口から出まかせのアベシンゾーが進退谷まって二進も三進も行かなくなった時、絶妙のタイミングで、刈りあげ頭のチビのロケットマンはミサイルを発射し、金髪のパラノイアが暴言を吐き散らしアベシンゾーに救いの手をさしのべるのである。
アベシンゾーにとって刈りあげ頭のチビのロケットマンと金髪のパラノイアは、森友加計どころの話ではない、じつに有難いお友達なのである。
何とも馬鹿げた話ではあるが、世界の平和と人類の未来を考えた時、金やらトランプや安倍には、この売国土三人組、国賊三兄弟、人非人三馬鹿大将には、ただちに地獄に堕ちていただくことを、ここにあらためて祈念し奉る。南無妙法蓮華経。

ところで、本日九月二十八日は二〇〇〇年九月二十八日に勃発したアル・アクサー・インティファーダと呼ばれるパレスチナ難民蜂起の記念日である。
イスラエル占領下におけるパレスチナ人の抵抗運動は、当初は自然発生的に起ったもので、強大なイスラエル軍に対し礫を投げつけるという、投石を持って立ち向かったことからインティファーダは石の革命とも呼ばれたとされる。
JKS47はインティファーダに殉じた死者を悼み、終わりに御題目を唱える。
南無妙法蓮華経。南無妙法蓮華経。
維時二〇一七年(平成二十九年)九月二十八日
JKS47  一同

《2017年 12月13日》

慎み敬って唱え奉る南無妙法蓮華経、読誦し奉る妙法蓮華経
鳩る処の功徳、阪神淡路大震災、東日本大震災、地震津波災害
火山火災災害、風雪豪雨土砂災害、水俣病等公害薬害、東京
電力福島第一原子力発電所事故、天災人災等横死に遇いし処の
諸精霊に回向し奉る。願くは南無有縁南無無縁の諸精霊仏果
増進追善菩提。南無妙法蓮華経。
又、いまだ還らぬ災害行方不明者の無事とすべての被災者の方々
に一日も早く平穏と安楽な日々が訪れることを祈念し奉る。
南無妙法蓮華経。

伏して祈らくはJKS47日本祈祷僧団47士は死者のメデイアたらんと
決意し、無告の民の声を聴き、敗れし者の傍らに身を置き、死者との
共存・共生・共闘、死者と共に在り、死者と共に生き、死者と共に闘う
ことを理念として掲げ、ひたすら死者による裁きを神仏に懇請し
祈念し奉る国家諫暁を志す者である。

願わくは日米安全保障条約、日米地位協定に基づく米軍基地の存続
原発再稼働と海外輸出、自衛隊の再軍備と海外派兵、対米従
属路線の強化等々を推進せんとする国賊、売国奴に、死者の裁き
の鉄槌を下し給はんことを祈念し奉る。南無妙法蓮華経。

南無天下諫暁立正安国の大導師日蓮大聖人
正法治国不邪誑人民天下泰平国土安穏万民快楽
この法利を展転し広く衆生を利益し給はんことを。南無妙法蓮華経。

JKS47日本祈祷團47士に集う我等一同、至心懺悔、無始以来罪障消滅道念堅固信力不退。南無妙法蓮華経。

時は平成二十九年師走半ばの十三日、時刻は申の八ッ半。
JKS47日本祈祷團47四の面々が、死者の無念を晴さんと、
只今参上仕るつ。
打てや響けや 法華の太鼓
霞が関に   鳴り渡る
黒装束を   身にまとい
真言陀羅尼を 口に誦し
政官財の   悪を撃つ
さて、先月の十一月三十日は三の酉でした。三の酉まである歳は火事
が多いと申します。今年も残りわずかとなりましたが、どうか
くれぐれも、火の用心さっしゃりましょう!
え、わたくしは、浅草のお酉様こと鷲神社からやって参りました。
いえ、烏明神となられました日本武尊ではありません。ポテチン。
鳳啓助と申します。ポテチン。忘れようとしても思い出せないことば
かり。ポテチンでございます。
それではお待たせいたしました。去りゆく酉の年を偲びつつ、ポテチン
歌をうたわせていただきます。ポテチン。

男と女の花道は恋のからくり夢芝居。いつでも熱い心を抱いて、
サウラ・ムスタメーラ!筋書どおりの艶姿。反原発の花咲かせ
ます。涙と笑いの『ひよこたま』。JKS47歌曲集より『ひよこたま』
お届けいたします。
遊びをせんとや  生まれけむ
戯れせんとや   生まれけむ  ポテチン
遊ぶ子供の    声聞けば
我が身さえこそ  動かれる   ポテチン
神ならばゆらら  さららと降りたまへ
如何なる神か   物恥ぢはする ポテチン
きづかさやよせ  さにしざひもお
むらあやでこも  ひよこたま  ポテチン

神ならばゆらら  さららと降りたまえ
如何なる神か   物恥ぢはする
きづかさやよせ  さにしざひもお
むらあやでこも  ひよこたま

我等と衆生と皆共にポテチン。南無妙法蓮華経。

維時 平成二十九年乙酉十二月十三日

JKS47日本祈祷団四十七士 一同

《2018年 2月23日》

慎み敬って唱え奉る南無妙法蓮華経。読誦し奉る妙法蓮華経。
鳩る処の功徳、阪神淡路大震災、東日本大震災、地震津波災害、
火山火災災害、風雪豪雨土砂災害、水俣病等公害薬害、東京
電力福島第一原子力発電所事故等天災人災横死に遇いし処の
諸精霊に回向し奉る。願くは南無有縁、南無無縁の諸精霊、
仏果増進追善菩提。南無妙法蓮華経。
また、いまだ還らぬ災害行方不明者の無事とすべての災害被災者の
方々に一日も早く平穏と安楽な日々が訪れることを祈念し奉る。
南無妙法蓮華経。南無妙法蓮華経。

伏して祈らくは我等JKS47日本祈祷団四十七士は死者のメディアたら
んと決意し、無告の民の声を聴き、敗れし者の傍らに身を置き、死者
との共存・共生・共闘、死者と共に在り、死者と共に生き、死者と共に
闘うことを理念として掲げ、ひたすら死者による裁きを神仏に
懇請し祈念し奉る国家諫暁を志す者である。

願くは日米安全保障条約、日米地位協定に基づく米軍基地の存続
原発再稼働と海外輸出、自衛隊の再軍備と海外派兵、果てしない
対米従属路線の強化等々を推進せんとする売国奴に死者の裁きが
下されんことをここに祈念し奉る。南無妙法蓮華経。

南無天下諫暁立正安国の大導師日蓮大聖人。
正法治国不邪誑人民天下泰平国土安穏万民快楽この法利を展転
し広く衆生を利益し給はんことを。

JKS47日本祈祷団四十七士に集いし我等一同、至心懺悔無始以
来罪障消滅道念堅固信力不退。南無妙法蓮華経。

さて今年は戊戌の歳、そして私は年男の犬飼原発、むろんこと
犬飼原発という名乗りは滝沢馬琴の南総里見八犬伝の登場
人物に因んだものであります。
今年もとりあえず犬歳にちなんだ話からはじめよう。
明治維新百五十年にあたっては、放映中のNHK大河ドラマ「西
郷どん」に関連して参考図書を三冊あげておく。
一冊目は仁科邦男氏の『西郷隆盛はなぜ犬を連れているのか』である。
西南戦争の戦火の中でも犬と離れることがなかった日本の歴
史上最大の愛犬家であったことが西郷隆盛の姿が描かれている。
二冊目は平岡正明氏の『西郷隆盛における永久革命』である。
平岡氏は言う。
「思想には糞の原理と反吐の原理とがある。さきに食ったもの
から時間順にたれる方法を糞の原理といい、新しいものから
吐き出すのを反吐の原理という。おいら、いま、指つっこんでゲエ
とやりたいのであるが、維新の元勲、維新後の逆賊西郷隆盛の
総括的な評価については、大川周明、ついで北一輝の西郷評価を
かり、それからおもむろに維新の政治的、軍事的総括をレジュメ
にまとめてゴロリと放り出すつもりだ。このレジュメは、維新は世界
革命たりえたかどうかというこれまであまり人のやったことのな
い方向に、北一輝をもってみちびかれることになるのだよ。おれたち
あい」。
この続きは同書を御覧いただきたい。サウラ・ムスタメーラ!
そして三冊目は石牟礼道子氏の『西南役伝説』である。
同書の「あとがき」には、
「水俣関係の著述と合わせて読んでいただければ、いくらか意
のあるところをわかってもらえるかも知れない。一丁字も
ない人間が、この世をどう見ているのか、それが大切である。
権威も肩書きも地位もないただの人間がこの世の仕組みの最初の
ひとりであるから、と思えた。それを百年分くらい知りたい。
それくらいあれば、一人の人間を軸とした家と村と都市と、その
時代がわかる手がかりがつくだろう。そういう人間に百年前を
思い出してもらうには、西南役が思い出しやすいだろう。始めた
ときにはそう思っていた。それは伝説の形であるだろう。」
とある。
石牟礼道子氏は一九二七年(昭和二)年三月十一日に生まれた。奇しくも
三月十一日が東日本大震災の起こってしまった日であるから、何ら
かの運命的な縁を感じとる人もいるかもしれない。そして、石
牟礼氏は今年の二月十日、九十歳をもって逝去された。
わたしもまた訃報に接し『苦界浄土』をはじめとしいたいくつかの
著述や米本浩二氏の『評伝石牟礼道子渚に立つひと』などを
再読し、あらためて感銘を深くしたのである。
石牟礼氏はこう書いていた。
「市民、といえば、まぎれもなく近代主義時代に入ってからの概念
だから……まして水俣病の中で言えば「市民」はわたくしの占有
領域の中には存在しない。いるのは「村のにんげん」たちである。
このにんげんたちへの愛怨は、たぶん運命的なものである。……
死民とは生きていようと死んでいようと、わが愛怨のまわりに
たちあらわれる水俣病結縁のものたちである。ゆえにこのもの
たちとのえにしは、一蓮托生にして絶ちがたい。」と。
水俣病の患者も支援者も石牟礼道子もみんな「死民」である。
かくして、「死民」と書かれたゼッケンも、チッソ株式会社総会
における水俣病患者たちの白装束の巡礼姿も、水俣病闘争
の象徴となった「怨」の文字の吹き流しも、これらすべてが石牟
礼氏の発案になるものであった、という。
わたしは、こうしたことから、ことに黒字に「怨」と染め抜かれ
た吹き流しを知ってから、あることを連想したのである。
それは、石牟礼氏の発想には、同時期の公害企業主呪殺祈祷
僧団の掲げた理念やその運動を象徴した「呪殺」の文字
の幟旗の影響があったのではないか、ということである。

終わりに、石牟礼氏の自伝小説『あやとりの記』にある、七回目の

老女が呟人経文のような言葉を、わたしもまた呟いてみよう。

「十方無量、百千万億、世々累劫、甚深微妙、無明闇中、
流々草花、唯身常寂、世々累劫、甚深微妙、無明闇中、
流々草花、遠離一輪、流々草花、流々草花、遠離一輪、
莫明無明、未生億海……」

南無妙法蓮華経。南無妙法蓮華経。

維時 平成三十年戊戌二月二十三日
JKS47 犬飼原発

《2018年 3月12日》

慎み敬って唱え奉る南無妙法蓮華経。読誦し奉る妙法蓮華経
鳩る処の功徳、地震津波災害、火山火災災害、風雪豪雨土砂災害、
水俣病等公害薬害、東京電力福島第一原子力発電所事故等々、
天災人災横死に遇いし処の諸精霊に回向し奉る。
ことには被災せる死者並びに行方不明者を数えれば、1923・4・9関東
大震災約10万5000人、1933年3月昭和三陸地震3064人、1946年12月昭和南海
地震1443人、1959年9月伊勢湾台風5098人、1991年6月雲仙普賢岳火砕流
43人、1993年7月北海道南西沖地震230人、1995年1月阪神淡路大震災6437人、
2004年10月新潟県中越地震68人、2006年11月北海道佐呂間町竜巻9人、2007年7月
新潟県中越沖地震15人、2008年6月岩手・宮城内陸地震23人、2009年7月中国
九州北部豪雨35人、2011年3月東日本大震災2万2081人、2011年9月台風12
号豪雨98人、2013年10月台風26・27号豪雨45人、2014年8月広島土砂災害77人、
2014年9月御嶽山噴火63人、2016年4月熊本地震258人、2016年
8月台風10号豪雨29人、2017年7月九州北部豪雨42人等々、南無有縁
南無無縁の諸精霊仏果増進追善菩提、またいまだ還らぬ被災行方
不明者の無事と被災者の方々に平穏と安楽な日々が訪れることを祈念
し奉る。南無妙法蓮華経。南無妙法蓮華経。

伏して祈らくは、我等JKS47日本祈祷団四十七士は死者のメディアたらんと
決意し無告の民の声を聴き、敗れし者の傍らに身を置き、死者の共存
共生共闘、死者と共に在り、死者と共に生き、死者と共に闘う
ことを理念として掲げ、ひたすらに死者による裁きを神仏に懇請し
祈念し奉る国家諫暁を志す者である。

願くは、日米安全保障条約、日米地位協定に基づく米軍基地の存続
原発再稼働と海外輸出、自衛隊の再軍備と海外派兵等々果てしない
対米従属路線の強化を推進せんとする国賊売国奴に死者の
裁きを下し給わん事をここに祈念し奉る。南無妙法蓮華経。

南無天下諫暁立正安国の大導師日蓮大聖人。
正法治国不邪誑人民天下泰平国土安穏万民快楽この法利を展転し
広く衆生を利益し給はんことを。南無妙法蓮華経。

JKS47日本祈祷団四十七士に集う我等一同、至心懺悔無始以来
罪障消滅道念堅固信力不退、南無妙法蓮華経。

死者のデモクラシー死者の立憲主義に想いを致し、終わりに、
日蓮聖人の『立正安国論』を引く。

〈汝早く信仰の寸心を改めて速やかに実乗の一善に帰せよ。
然れば則ち三界は皆仏国なり。仏国其れ衰えんや。十方は
悉く宝土なり。宝土何ぞ壊れんや。国に衰微無く土に破壊
無くんば身はこれ安全にして心は是れ禅定ならん。
此の詞、此の言、信ずべく崇むべし。〉

南無妙法蓮華経。南無妙法蓮華経。
維時平成三十年戊戌三月十二日
JKS47

《2018年 4月25日》

慎み敬って唱え奉る南無妙法蓮華経。読誦し奉る妙法蓮華経。 鳩る処の功徳、阪神淡路大震災、東日本大震災、地震津波災害、火山火災災害、風雪豪雨土砂災害、水俣病等公害薬害、東京電力福島第一原子力発電所事故等、天災人災横死に遇いし処の諸精霊に回向し奉る。願くは南無有縁、南無無縁の諸精霊、仏果増進追善菩提。南無妙法蓮華経。

また、いまだ還らぬ災害行方不明者の無事とすべての災害被災者の方々に一日も早く平穏と安楽な日々が訪れることを祈念し奉る。

南無妙法蓮華経。南無妙法蓮華経。

伏して祈らくは我等JKS47日本祈祷団四十七士は死者のメディアたらんと決意し、無告の民の声を聴き、敗れし者の傍らに身を置き、死者との共存・共生・共闘、死者と共に在り、死者と共に生き、死者と共に闘うことを理念として掲げ、ひたすら死者による裁きを神仏に懇請し祈念し奉る国家諫暁を志す者である。

願くは日米安全保障条約、日米地位協定に基づく米軍基地の存続、原発再稼働と海外輸出、自衛隊の再軍備と海外派兵、果てしない対米従属路線の強化等々を推進せんとする売国奴に死者の裁きが下されんことをここに祈念し奉る。南無妙法蓮華経。

南無天下諫暁立正安国の大導師日蓮大聖人。

正法治国不邪誑人民天下泰平国土安穏万民快楽。南無妙法蓮華経。

JKS47日本祈祷団四十七士に集う我等一同、至心懺悔無始以来罪障消滅道念堅固信力不退。南無妙法蓮華経。

本月二十八日第七百六十六回本化開宗の聖日と伝承せられし紀辰に値遇し南無末法下種唱導師日蓮大聖人に回向し奉る。

如日月光明能除諸幽冥斯人行世間能滅衆生闇

不染世間法如蓮華在水巧於難問答其心無所畏

忍辱心決定端正有威得十方仏所讃 大慈大悲御法恩謝得、南無妙法蓮華経。

仰ぎ祈らくは普天卒土悉く妙法を唱え、諸の護法の者伝燈人を得て法利を展転し、広く衆生を益し、あまねく群機を導きて共に本眷属に帰せん。

一天四海皆帰妙法末法万年広宣流布以是方便令法久住。

南無妙法蓮華経。南無妙法蓮華経。

維時 平成三十年戊戌四月二十五日

JKS47 日本祈祷団四十七士

《2018年 5月23日》

慎み敬って唱え奉る南無妙法蓮華経。読誦し奉る妙法蓮華経。 鳩る処の功徳、阪神淡路大震災、東日本大震災、地震津波災害、火山火災災害、風雪豪雨土砂災害、水俣病等公害薬害、東京電力福島第一原子力発電所事故等、天災人災横死に遇いし処の諸精霊に回向し奉る。願くは南無有縁、南無無縁の諸精霊、仏果増進追善菩提。南無妙法蓮華経。

また、いまだ還らぬ災害行方不明者の無事とすべての災害被災者の方々に一日も早く平穏と安楽な日々が訪れることを祈念し奉る。

南無妙法蓮華経。南無妙法蓮華経。

伏して祈らくは我等JKS47日本祈祷団四十七士は死者のメディアたらんと決意し、無告の民の声を聴き、敗れし者の傍らに身を置き、死者との共存・共生・共闘、死者と共に在り、死者と共に生き、死者と共に闘うことを理念として掲げ、ひたすら死者による裁きを神仏に懇請し祈念し奉る国家諫暁を志す者である。

我が国が一九六〇年代末に核兵器の先制使用を軍事的方針とするアメリカの核の傘に入ることにより、平和と安全が担保されたものとする世界にも類を見ない日本型核抑止力政策を選択して以来、対米従属路線を継続していることは、誰の眼にも明らかだろう。

そして、こうした事態を、左翼的に植民地化と呼ぼうが、白井聡氏が近著の『国体論 菊と星条旗』で示したように、天皇とアメリカが結託した天皇制平和主義と名づけようが、本質は何も変わらない。

こうした対米従属からの脱却をはかるためには、新たなる防衛戦略を構想し、憲法も天皇条項に関する第一条から全体にわたる抜本的見直しが必要とされるだろう。むろんのことこうした変革は我々の一人一人がその責任において、断固たる覚悟をもって実行しなければならないのである。

とはいえ我々一人一人が対米従属の現状を認めず、あまつさえその屈辱的な現状を肯定している今日の有様を思えば、ただひたすらに神仏に懇請し祈念するの他はないのである。

日米安全保障条約・日米地位協定に基づく沖縄をはじめとするすべての在日米軍基地の存続、原発再稼働と原発海外輸出、自衛隊の再軍備と海外派兵、天皇制の再利用、憲法改正等々を推進せんとする国賊安倍政権とそれに加担する悪しき売国奴に、ことには戊辰戦争の後、東北六県より強奪した土地を國有化し、そして今日、森友問題など勝手に國有地を売却する國土交通省、農業、林業、漁業を破壊する農林水産省、いわずと知れた税金泥棒の厚生労働省、財務省、そして御存知、人非人経済産業省、こうした省庁の手先となって悪事を働く木端役人の皆様がたに死者の裁きが下されんことを、ここに祈念し奉る。

南無妙法蓮華経。

仰ぎ願くは、南無天下諫暁立正安国の大導師日蓮大聖人。

正法治国不邪誑人民天下泰平国土安穏万民快楽。南無妙法蓮華経。

JKS47日本祈祷団四十七士に集う我等一同、至心懺悔無始以来罪障消滅 道念堅固信力不退。南無妙法蓮華経。

日蓮大聖人『立正安国論』に示して曰く、

汝早く信仰の寸心を改めて速やかに実乗の一善に帰せよ。然れば則ち三界は皆仏国なり、仏国其れ衰へんや。十方は悉く宝土なり、宝土何ぞ壊れんや。国に衰微無く土に破壊無くんば、身は是れ安全にして、心は是れ禅定ならん。此の詞此の言、信ずべく崇むべし。

南無妙法蓮華経。南無妙法蓮華経。

維時 平成三十年戊戌五月二十三日

JKS47 日本祈祷団四十七士

《2018年 6月28日》

慎み敬って唱え奉る南無妙法蓮華経。読誦し奉る妙法蓮華経。 鳩る処の功徳、阪神淡路大震災、東日本大震災、地震津波災害、火山火災災害、風雪豪雨土砂災害、水俣病等公害薬害、東京電力福島第一原子力発電所事故等、天災人災横死に遇いし処の諸精霊に回向し奉る。願くは南無有縁、南無無縁の諸精霊、仏果増進追善菩提。南無妙法蓮華経。

また、いまだ還らぬ災害行方不明者の無事とすべての災害被災者の方々に一日も早く平穏と安楽な日々が訪れることを祈念し奉る。

南無妙法蓮華経。南無妙法蓮華経。

伏して祈らくは我等JKS47日本祈祷団四十七士は死者のメディアたらんと決意し、無告の民の声を聴き、敗れし者の傍らに身を置き、死者との共存・共生・共闘、死者と共に在り、死者と共に生き、死者と共に闘うことを理念として掲げ、ひたすら死者による裁きを神仏に懇請し祈念し奉る国家諫暁を志す者である。

日米安全保障条約・日米地位協定に基づく沖縄をはじめとするすべての在日米軍基地の存続、原発再稼働と原発海外輸出、自衛隊の再軍備と海外派兵、天皇制の再利用、憲法改正等々を推進せんとする国賊安倍政権とそれに加担する悪しき売国奴に、死者の裁きが下されんことを、ここに祈念し奉る。

南無妙法蓮華経。

白井聡氏は、『国体論 菊と星条旗』において、天皇とアメリカが結託した対米従属からの脱却をはかるためには、憲法改正をも視野に入れた象徴天皇制の廃止とアメリカからの独立、すなわち日米安保条約及び日米地位協定等の軍事的密約のすべてを廃棄して、新たな集団的主体性に基づく立憲民主国家を樹立する他はない、と説いている。こうした提言を、仏教の自力と他力に喩えれば、これは自力の教えであり、石原莞爾が世界最終戦争論から一転して唱えた丸腰非武装論は他力の教えだといえるだろう。むろん、現状のすべてを肯定して何もしないという選択もないわけではないが、断固として自力でゆくのか、はたまた他力でゆくのか、選択は我々の一人一人にゆだねられているのである。

仰ぎ願わくは、南無天下諫暁立正安国の大導師日蓮大聖人。

正法治国不邪誑人民天下泰平国土安穏万民快楽。南無妙法蓮華経。

JKS47日本祈祷団四十七士に集う我等一同、至心懺悔無始以来罪障消滅 道念堅固信力不退。南無妙法蓮華経。

日蓮大聖人『立正安国論』に示して曰く、

汝早く信仰の寸心を改めて速やかに実乗の一善に帰せよ。然れば則ち三界は皆仏国なり、仏国其れ衰へんや。十方は悉く宝土なり、宝土何ぞ壊れんや。国に衰微無く土に破壊無くんば、身は是れ安全にして、心は是れ禅定ならん。此の詞此の言、信ずべく崇むべし。

南無妙法蓮華経。南無妙法蓮華経。

維時 平成三十年戊戌六月二十八日

JKS47 日本祈祷団四十七士

《2018年 7月27日》

慎み敬って唱え奉る南無妙法蓮華経。読誦し奉る妙法蓮華経。 鳩る処の功徳、阪神淡路大震災、東日本大震災、地震津波災害、火山火災災害、風雪豪雨土砂災害、水俣病等公害薬害、東京電力福島第一原子力発電所事故等、天災人災横死に遇いし処の諸精霊に回向し奉る。願くは南無有縁、南無無縁の諸精霊、仏果増進追善菩提。南無妙法蓮華経。

また、いまだ還らぬ災害行方不明者の無事とすべての災害被災者の方々に一日も早く平穏と安楽な日々が訪れることを祈念し奉る。

南無妙法蓮華経。南無妙法蓮華経。

伏して祈らくは我等JKS47日本祈祷団四十七士は死者のメディアたらんと決意し、無告の民の声を聴き、敗れし者の傍らに身を置き、死者との共存・共生・共闘、死者と共に在り、死者と共に生き、死者と共に闘うことを理念として掲げ、ひたすら死者による裁きを神仏に懇請し祈念し奉る国家諫暁を志す者である。

日米安全保障条約・日米地位協定に基づく沖縄をはじめとするすべての在日米軍基地の存続、原発再稼働と原発海外輸出、自衛隊の再軍備と海外派兵、天皇制の再利用、憲法改正等々を推進せんとする国賊安倍政権とそれに加担する悪しき売国奴に、死者の裁きが下されんことを、ここに祈念し奉る。

南無妙法蓮華経。

白井聡氏は、『国体論 菊と星条旗』において、天皇とアメリカが結託した対米従属からの脱却をはかるためには、憲法改正をも視野に入れた象徴天皇制の廃止とアメリカからの独立、すなわち日米安保条約及び日米地位協定等の軍事的密約のすべてを廃棄して、新たな集団的主体性に基づく立憲民主国家を樹立する他はない、と説いている。こうした提言を、仏教の自力と他力に喩えれば、これは自力の教えであり、石原莞爾が世界最終戦争論から一転して唱えた丸腰非武装論は他力の教えだといえるだろう。むろん、現状のすべてを肯定して何もしないという選択もないわけではないが、断固として自力でゆくのか、はたまた他力でゆくのか、選択は我々の一人一人にゆだねられているのである。

仰ぎ願わくは、南無天下諫暁立正安国の大導師日蓮大聖人。

正法治国不邪誑人民天下泰平国土安穏万民快楽。南無妙法蓮華経。

JKS47日本祈祷団四十七士に集う我等一同、至心懺悔無始以来罪障消滅 道念堅固信力不退。南無妙法蓮華経。

日蓮大聖人『立正安国論』に示して曰く、

汝早く信仰の寸心を改めて速やかに実乗の一善に帰せよ。然れば則ち三界は皆仏国なり、仏国其れ衰へんや。十方は悉く宝土なり、宝土何ぞ壊れんや。国に衰微無く土に破壊無くんば、身は是れ安全にして、心は是れ禅定ならん。此の詞此の言、信ずべく崇むべし。

南無妙法蓮華経。南無妙法蓮華経。

維時 平成三十年戊戌六月二十八日

JKS47 日本祈祷団四十七士

《2018年 8月30日》

回向文  平成三十年八月三十日

 

慎み敬って唱え奉る南無妙法蓮華経。読誦し奉る妙法蓮華経。

鳩る処の功徳、阪神淡路大震災、東日本大震災、地震津波災害、火山火災災害、頻発せる風雪豪雨土砂災害、水俣病等公害薬害、東京電力福島第一原子力発電所事故等、天災人災横死に遇いし処の諸精霊に回向し奉る。南無有縁、南無無縁の諸精霊、仏果増進追善菩提。南無妙法蓮華経。

 

また、災害被災者の方々に、一日も早く平穏と安楽な日々の暮しが訪れることを祈念すると共に、いまだ還らぬ災害行方不明者の無事を併せて祈念し奉る。

南無妙法蓮華経。南無妙法蓮華経。

 

伏して祈らくは我等JKS47日本祈祷団四十七士は死者のメディアたらんと決意し、無告の民の声を聴き、敗れし者の傍らに身を置き、死者との共存・共生・共闘、死者と共に在り、死者と共に生き、死者と共に闘うことを理念として掲げ、ひたすら死者による裁きを神仏に懇請し祈念し奉る国家諫暁を志す者である。

 

日米安全保障条約・日米地位協定に基づく沖縄をはじめとするすべての在日米軍基地の存続、原発再稼働と原発海外輸出、自衛隊の再軍備と海外派兵、天皇制の再利用、憲法改正等々を推進せんとする国賊安倍政権とそれに加担する悪しき売国奴に、死者の裁きが下されんことを、ここに祈念し奉る。南無妙法蓮華経。

 

今月も平岡正明氏のアジテーションを紹介しよう。

平岡氏は言う。

 

「党綱領だとか、憲法は、粗雑とまでは言わないが、荒っぽいもののほうがよろしい。人民憲法や前衛党綱領は、革命軍の首都への総攻撃の前夜・緊急の布告、最低限の指令のあいまに、ノートの切れ端かビラを印刷する紙にちょこちょこと書きつけられるものである。」

 

「綱領は人民の運動がおのずと形成する。綱領がないからと悲観する必要などおよそない。憲法もそうだ。プロレタリア革命の憲法は四行で書ける。

 

一、自衛隊と警察を廃止する。

一、全住民の武装でこれにかえる。

一、役人の給料を労働者と同一にし、いつでもクビにできること。

一、すべての権力を闇市がにぎる。

 

これだけだ。これこそパリ・コミューン以来数次の革命で得た人民の知恵なのだ。」

引用は『ヒトラー学入門/革命を志す諸君へ』より。

 

ところで評判の白井聡氏の『国体論』もそうだが、現実的に何ら有効な方針も見い出せないからといって、天皇の「お言葉」にありもしない希望を託し、「お言葉」が天皇による天皇制批判だなどと馬鹿げたことを言いふらすのは、ただちにやめてくれ、と言いたい。天皇も民主主義も人権も、責任も無責任も、もううんざりだ。

 

 

日蓮大聖人『秋元御書』に示して曰く、

 

謗国と申すは、謗法の者其の国に住すれば其の一国皆無間大城になるなり。大海へは一切の水集まり、其の国は一切の禍集まる。譬へば山に草木の滋(しげ)きが如し。三災月々に重なり、七難日々に来たる。飢渇発れば其の国餓鬼道と変じ、疫病重なれば其の国地獄道となる。軍起これば其の国修羅道と変ず。父母・兄弟・姉妹を簡(えら)ばず、妻とし夫と憑(たの)めば其の国畜生道となる。死して三悪道に堕つるにはあらず。現身に其の国四悪道と変ずるなり。此れを謗国と申す。

 

悲しいかな、我等誹謗正法の国に生まれて大苦に値はん事よ。設ひ謗身は脱ると云ふとも、謗家謗国の失如何せん。謗家の失を脱れんと思はば、父母兄弟等に此の事を語り申せ。或は悪(にく)まるるか、或は信ぜさせまいらするか。謗国の失を脱れんと思はば、国主を諫暁し奉りて死罪か流罪かに行はるべきなり。「我身命を愛せず、但無上道を惜しむ」と説かれ「身は軽く法は重し、身を死(ころ)して法を弘む」と釈せられしは是れなり。過去遠々劫より今に仏に成らざりける事は、加様の事に恐れて云ひ出ださざりける故なり。未来も亦復是の如くなるべし。今日蓮が身に当たりてつみ知られて候。設ひ此の事を知る弟子等の中にも、当世の責めのおそろしさと申し、露の身の消え難きに依りて、或は落ち、或は心計りは信じ、或はとかう(左右)す。御経の文に「難信難解」と説かれて候が身に当たりて貴く覚え候ぞ。

 

仰ぎ願わくは、南無天下諫暁立正安国の大導師日蓮大聖人。

正法治国不邪誑人民天下泰平国土安穏万民快楽。南無妙法蓮華経。

JKS47日本祈祷団四十七士に集う我等一同、至心懺悔無始以来罪障消滅道念堅固信力不退。

南無妙法蓮華経。南無妙法蓮華経。

 

 

維時 平成三十年戊戌八月三十日

JKS47 日本祈祷団四十七士

《2018年 9月28日》

回向文  平成三十年九月二十八日

 

慎み敬って唱え奉る南無妙法蓮華経。読誦し奉る妙法蓮華経。

鳩る処の功徳、阪神淡路大震災、東日本大震災、地震津波災害、火山火災災害、頻発せる風雪豪雨土砂災害、水俣病等公害薬害、東京電力福島第一原子力発電所事故等、天災人災横死に遇いし処の諸精霊に回向し奉る。南無有縁、南無無縁の諸精霊、仏果増進追善菩提。南無妙法蓮華経。

 

また、災害被災者の方々に、一日も早く平穏と安楽な日々の暮しが訪れることを祈念すると共に、いまだ還らぬ災害行方不明者の無事を併せて祈念し奉る。

南無妙法蓮華経。南無妙法蓮華経。

 

伏して祈らくは我等JKS47日本祈祷団四十七士は死者のメディアたらんと決意し、無告の民の声を聴き、敗れし者の傍らに身を置き、死者との共存・共生・共闘、死者と共に在り、死者と共に生き、死者と共に闘うことを理念として掲げ、ひたすら死者による裁きを神仏に懇請し祈念し奉る国家諫暁を志す者である。

 

日米安全保障条約・日米地位協定に基づく沖縄をはじめとするすべての在日米軍基地の存続、原発再稼働と原発海外輸出、自衛隊の再軍備と海外派兵、天皇制の再利用、憲法改正等々を推進せんとする国賊安倍政権とそれに加担する悪しき売国奴に、死者の裁きが下されんことを、ここに祈念し奉る。南無妙法蓮華経。

 

さて、先月は大逆事件に連坐して死刑に処せられた内山愚童師の復権の闘いを生涯にわたって続けられた柏木隆法さんを送り、また本月は九月十九日満六十九歳をもって急逝された秋山道男君の御霊魂に深甚の感謝と哀悼の真を捧げる事となりました。

ちなみに、私は二十歳の時に十八歳の秋山道男君と出逢い、爾来、五十二年間にわたり親しく友達付き合いをしてまいりました。特に平成二十七年(二〇一五年)八月二十七日からはじまったJKS47の活動にとって秋山道男君はかげがえのないメンバーであり、JKS47・呪殺祈祷僧団四十七士が平成二十九年(二〇一七年)十一月二十四日より再出発するにあたっては、秋山君の命名によって日本祈祷団四十七士と名乗ることとなったのです。

秋山君が還暦を迎えるまで続けてこられたさまざまな広告、芸能、芸術等をはじめとする八面六臂の大活躍についてはここではふれませんが、無類の冗談好きだった秋山君の名科白を一つだけ紹介しておきます。

「哲学者たちはただ世界をさまざまに解釈してきたにすぎない。しかし、肝腎なのは、世界を変革することである。とどこかの誰かが言ったようだが、わたしはあえてこう言いたい。世界を変革するヒマがあったら、わたしの生活をなんとかしなさい!」。じつに秋山君らしい名言です。

わたしは療養中の秋山君の退屈しのぎにと、二〇世紀韓国最大の問題作とされるチョ・セヒの『こびとが打ち上げた小さなボール』の一読をすすめました。そして、とても面白かったから次は何?という要望に答え、ハン・ガンの『ギリシャ語の時間』を手渡しました。じつは、わたしは、秋山君に、次々と韓国文学をすすめるつもりだったのです。でも、それは叶いませんでした。

いま、秋山道男君と別れるにあたり、作詩・作曲もこなしみずから歌も歌うという秋山君好みの、ハン・ガンの『車椅子ダンス』という詩の一節を引いておきます。

 

 

『車椅子ダンス』より

 

見てください

私は踊っています

火を噴く車椅子の上で

肩を揺らしています

ああ、激しく

 

なんの魔術も

秘法もありません

ただ、いかなるものも私を

完全に破壊できなかっただけ

どんな地獄も

罵りや

 

墓場

あのひどく冷たい

みぞれも、ナイフのような

雹の粒も

最後の私を

打ち砕けなかっただけ

 

見てください

私は歌っています

踊っています

ああ、激しく

火を噴く車椅子

車椅子ダンス

 

 

秋山道男君。浄照院想藝日道居士。

毎自作是念 以何令衆生 得入無上道 速成就仏身。南無妙法蓮華経。

 

 

仰ぎ願わくは、南無天下諫暁立正安国の大導師日蓮大聖人。

正法治国不邪誑人民天下泰平国土安穏万民快楽。南無妙法蓮華経。

JKS47日本祈祷団四十七士に集う我等一同、至心懺悔無始以来罪障消滅道念堅固信力不退。

南無妙法蓮華経。南無妙法蓮華経。

 

 

維時 平成三十年戊戌九月二十八日

JKS47 日本祈祷団四十七士

 

《2018年 10月24日》

回向文  平成三十年十月二十四日

 

慎み敬って唱え奉る南無妙法蓮華経。読誦し奉る妙法蓮華経。

鳩る処の功徳本月第七百三十七遠忌を迎え奉る南無末法下種の唱導師日蓮大聖人に回向し奉る。

南無涅槃会上本化上行日蓮大聖人。

我不愛身命但惜無上道善学菩薩道不染世間法如蓮華在水巧於難問答其心無所畏忍辱心決定端正有威得十方仏所讃如日月光明能除諸幽冥斯人行世間能滅衆生闇。

大慈大悲御報恩謝徳、南無妙法蓮華経。

 

伏して祈らくは我等JKS47日本祈祷団四十七士は死者のメディアたらんと決意し、無告の民の声を聴き、敗れし者の傍らに身を置き、死者との共存・共生・共闘、死者と共に在り、死者と共に生き、死者と共に闘うことを理念として掲げ、ひたすら死者による裁きを神仏に懇請し祈念し奉る国家諫暁を志す者である。

日米安全保障条約・日米地位協定に基づく沖縄をはじめとするすべての在日米軍基地の存続、原発再稼働と原発海外輸出、自衛隊の再軍備と海外派兵、天皇制の再利用、憲法改正等々を推進せんとする国賊安倍政権とそれに加担する政官財学の悪しき売国奴に、死者の裁きが下されんことを、ここに祈念し奉る。南無妙法蓮華経。

 

仰ぎ願わくは、南無天下諫暁立正安国の大導師日蓮大聖人。
正法治国不邪誑人民天下泰平国土安穏万民快楽。

この法利を展転し広く衆生を利益し給はんことを。南無妙法蓮華経。

 

殊には、阪神淡路大震災、東日本大震災、地震津波災害、火山火災災害、頻発せる風雪豪雨土砂災害、水俣病等公害薬害、東京電力福島第一原子力発電所事故等、天災人災横死に遇いし処の諸精霊に回向し奉る。南無有縁、南無無縁の諸精霊、仏果増進追善菩提。南無妙法蓮華経。

また、災害被災者の方々に、一日も早く平穏と安楽な日々の暮しが訪れることを祈念すると共に、いまだ還らぬ災害行方不明者の無事を併せて祈念し奉る。

南無妙法蓮華経。

 

 

さて本月は、秋山道男君に続き、九月二十八日に亡くなられた渚ようこさんと別れることとなりました。

渚さんはJKS47の歌姫としてこの経産省前の道場に降臨し「海つばめ」を歌って下さいました。

私事にわたりますが、わたしは「朝日のようにさわやかに」という歌曲を介して渚さんと知り合うこととなったのです。「朝日のようにさわやかに」という歌曲は大和屋竺監督の映画『愛欲の罠』の主題歌で、わたしが作詩した歌でした。

今日は渚ようこさんの追悼のために、「朝日のようにさわやかに」を歌います。

 

朝日のように さわやかに

ゆるやかに   しめやかに

清らかな    祈りのごとく

燃えあがる   心だけが

恋の秘密を   解くように

たしかにここは 修羅の渚

夢のしづく   夜より落ちろ

愛のしづく   花より落ちろ

朝日のように  さわやかに

 

ものうげに   あでやかに

やわらかな   祈りのごとく

消え残る    光の中で

恋の呪文を   唱えるように

たしかにここは 修羅の渚

夢のしづく   夜より落ちろ

愛のしづく   花より落ちろ

朝日のように  さわやかに

 

あざやかに   かろやかに

さわやかな   祈りのごとく

醒めて見る   夢の中の

恋の快楽を   飲み干すように

たしかにここは 修羅の渚

夢のしづく   夜より落ちろ

愛のしづく   花より落ちろ

朝日のように  さわやかに

 

秋山道男君、そして渚ようこさん。

毎自作是念 以何令衆生 得入無上道 速成就仏身。南無妙法蓮華経。

JKS47日本祈祷団四十七士に集う我等一同、至心懺悔無始以来自他謗法罪障消滅道念堅固信力不退 願以此功徳普及於一切我等与衆生皆共成仏道乃至法界平等利益。

南無妙法蓮華経。 南無妙法蓮華経。

 

維時 平成三十年戊戌十月二十四日   JKS47 日本祈祷団四十七士

《2018年 11月22日》

回向文  平成三十年十一月二十二日

 

慎み敬って唱え奉る南無妙法蓮華経。読誦し奉る妙法蓮華経。

鳩る処の功徳本月第七百三十七遠忌を迎え奉る南無末法下種の唱導師日蓮大聖人に回向し奉る。

南無涅槃会上本化上行日蓮大聖人。

我不愛身命但惜無上道善学菩薩道不染世間法如蓮華在水巧於難問答其心無所畏忍辱心決定端正有威得十方仏所讃如日月光明能除諸幽冥斯人行世間能滅衆生闇。

大慈大悲御報恩謝徳、南無妙法蓮華経。

 

伏して祈らくは我等JKS47日本祈祷団四十七士は死者のメディアたらんと決意し、無告の民の声を聴き、敗れし者の傍らに身を置き、死者との共存・共生・共闘、死者と共に在り、死者と共に生き、死者と共に闘うことを理念として掲げ、ひたすら死者による裁きを神仏に懇請し祈念し奉る国家諫暁を志す者である。

日米安全保障条約・日米地位協定に基づく沖縄をはじめとするすべての在日米軍基地の存続、原発再稼働と原発海外輸出、自衛隊の再軍備と海外派兵、天皇制の再利用、憲法改正等々を推進せんとする国賊安倍政権とそれに加担する政官財学の悪しき売国奴に、死者の裁きが下されんことを、ここに祈念し奉る。

南無妙法蓮華経。

殊には、阪神淡路大震災、東日本大震災、地震津波災害、火山火災災害、頻発せる風雪豪雨土砂災害、水俣病等公害薬害、東京電力福島第一原子力発電所事故等、天災人災横死に遇いし処の諸精霊に回向し奉る。南無有縁、南無無縁の諸精霊、仏果増進追善菩提。南無妙法蓮華経。

また、災害被災者の方々に、一日も早く平穏と安楽な日々の暮しが訪れることを祈念すると共に、いまだ還らぬ災害行方不明者の無事を併せて祈念し奉る。

南無妙法蓮華経。

 

日蓮大聖人『秋元御書』に示して曰く、

 

謗国と申すは、謗法の者其の国に住すれば其の一国皆無間大城になるなり。大海へは一切の水集まり、其の国は一切の禍集まる。譬へば山に草木の滋(しげ)きが如し。三災月々に重なり、七難日々に来たる。飢渇発れば其の国餓鬼道と変じ、疫病重なれば其の国地獄道となる。軍起これば其の国修羅道と変ず。父母・兄弟・姉妹を簡(えら)ばず、妻とし夫と憑(たの)めば其の国畜生道となる。死して三悪道に堕つるにはあらず。現身に其の国四悪道と変ずるなり。此れを謗国と申す。

 

悲しいかな、我等誹謗正法の国に生まれて大苦に値はん事よ。設ひ謗身は脱ると云ふとも、謗家謗国の失如何せん。謗家の失を脱れんと思はば、父母兄弟等に此の事を語り申せ。或は悪(にく)まるるか、或は信ぜさせまいらするか。謗国の失を脱れんと思はば、国主を諫暁し奉りて死罪か流罪かに行はるべきなり。「我身命を愛せず、但無上道を惜しむ」と説かれ「身は軽く法は重し、身を死(ころ)して法を弘む」と釈せられしは是れなり。過去遠々劫より今に仏に成らざりける事は、加様の事に恐れて云ひ出ださざりける故なり。未来も亦復是の如くなるべし。今日蓮が身に当たりてつみ知られて候。設ひ此の事を知る弟子等の中にも、当世の責めのおそろしさと申し、露の身の消え難きに依りて、或は落ち、或は心計りは信じ、或はとかう(左右)す。御経の文に「難信難解」と説かれて候が身に当たりて貴く覚え候ぞ。

 

仰ぎ願わくは、南無天下諫暁立正安国の大導師日蓮大聖人。

正法治国不邪誑人民天下泰平国土安穏万民快楽。南無妙法蓮華経。

JKS47日本祈祷団四十七士に集う我等一同、至心懺悔無始以来罪障消滅道念堅固信力不退。

南無妙法蓮華経。南無妙法蓮華経。

 

維時 平成三十年戊戌十一月二十二日

JKS47 日本祈祷団四十七士

《2018年 12月20日》

回向文       平成三十年十二月二十日

 

慎み敬って唱え奉る南無妙法蓮華経。読誦し奉る妙法蓮華経。

鳩る処の功徳、阪神淡路大震災、東日本大震災、地震津波災害、火山火災災害、頻発せる風雪豪雨土砂災害、水俣病等公害薬害、東京電力福島第一原子力発電所事故等、天災人災横死に遇いし処の諸精霊に回向し奉る。南無有縁、南無無縁の諸精霊、仏果増進追善菩提。南無妙法蓮華経。また、災害被災者の方々に、一日も早く平穏と安楽な日々の暮しが訪れることを祈念すると共に、いまだ還らぬ災害行方不明者の無事を併せて祈念し奉る。南無妙法蓮華経。

 

伏して祈らくは我等JKS47日本祈祷団四十七士は死者のメディアたらんと決意し、無告の民の声を聴き、敗れし者の傍らに身を置き、死者との共存・共生・共闘、死者と共に在り、死者と共に生き、死者と共に闘うことを理念として掲げ、ひたすら死者による裁きを神仏に懇請し祈念し奉る国家諫暁を志す者である。

仰ぎ願わくは南無天下諫暁立正安国の大導師日蓮大聖人。正法治国不邪誑人民天下泰平国土安穏万民快楽。

 

日米安全保障条約・日米地位協定に基づく沖縄をはじめとするすべての在日米軍基地の存続、原発再稼働と原発海外輸出、自衛隊の再軍備と海外派兵、天皇制の再利用、憲法改正等々を推進せんとする国賊安倍政権とそれに加担する政官財学の悪しき売国奴に、死者の裁きが下されんことを、ここに祈念し奉る。  南無妙法蓮華経。

 

世界がどのように変化しようが、とにかくいままでどおりに軍事的隷属体制である日米同盟を継続すれば、それで日本の安全は守られるとする右派の主張と、憲法を遵守し、一切の軍事力を持たずに日本を守るとする左派の主張がともに、あまりにも現実離れのした無責任極まりないノーテンキな主張であることは火を見るよりも明らかであろう。なぜなら右派も左派も、その主張は軍事主権の放棄を前提としたものであるからだ。言うまでもなく、軍事主権の放棄とは、戦争をする権利の放棄であるとともに、戦争をしない権利の放棄でもあるからだ。つまり軍事主権を放棄した日本は、主権国家ではないのである。

したがって現状のままで、例えば東アジアの国際情勢の変化に伴い、軍事的な危機が訪れたとしても、日本には危険を回避する選択肢などどこにも存在しないのである。

先日の朝日新聞に、『沖縄問題の起源』という主著をもち、保守系論壇にしばしば登場しているロバート・D・エルドリッヂ氏のこんな発言が載っていた。

私は安倍政権を評価し、日米同盟を支持する立場だが、辺野古への土砂投入は日米関係における悲劇であり、海兵隊も辺野古移設を望んでいない。移設後の基地は、普天間飛行場より滑走路が短く、主力の軍用機の離着陸ができない。普天間に比べ高台もないから津波に弱い。沖縄に関してはアメリカの国務省も国防総省もいまは極めて無関心で、あくまでも日本の問題という立場。つまりエルドリッヂ氏の言に従えば、沖縄をめぐる日米関係の悲劇の責任は、ほとんど日本政府にあるといっても過言ではないのだ。

では日本政府の誰が悪いのかといえば、それはもちろん安倍政権とそれに群がり利権をむさぼろうとする売国奴が悪いにきまっている。そんなことはわかりきっている話かもしれないが、こうなったらもう安倍独裁体制を打倒するしかないのである。

戌の歳が終ろうするいま、戯作者犬山斬猫軒馬鹿也として、狂犬のごとく世界の馬鹿どもを罵倒した、古今無双のワン坊松山俊太郎先生を偲び、川内康範と加藤郁乎が霊界において共作したことになっている

『逢わずに愛してー霊気篇』を歌います。

 

JKS47日本祈祷団四十七士に集う我等一同、至心懺悔無始以来自他謗法罪障消滅道念堅固信力不退

願以此功徳普及於一切我等与衆生皆共成仏道乃至法界平等利益。南無妙法蓮華経。 南無妙法蓮華経。

 

維時 平成三十年戊戌十二月二十日              JKS47 日本祈祷団四十七士

《2019年 1月24日》

回向文       平成三十一年一月二十四日

 

慎み敬って唱え奉る南無妙法蓮華経。読誦し奉る妙法蓮華経。

鳩る処の功徳、阪神淡路大震災、東日本大震災、地震津波災害、火山火災災害、頻発せる風雪豪雨土砂災害、水俣病等公害薬害、東京電力福島第一原子力発電所事故等、天災人災横死に遇いし処の諸精霊に回向し奉る。南無有縁、南無無縁の諸精霊、仏果増進追善菩提。南無妙法蓮華経。また、災害被災者の方々に、一日も早く平穏と安楽な日々の暮しが訪れることを祈念すると共に、いまだ還らぬ災害行方不明者の無事を併せて祈念し奉る。南無妙法蓮華経。

伏して祈らくは我等JKS47日本祈祷団四十七士は死者のメディアたらんと決意し、無告の民の声を聴き、敗れし者の傍らに身を置き、死者との共存・共生・共闘、死者と共に在り、死者と共に生き、死者と共に闘うことを理念として掲げ、ひたすら死者による裁きを神仏に懇請し祈念し奉る国家諫暁を志す者である。

仰ぎ願わくは南無天下諫暁立正安国の大導師日蓮大聖人。正法治国不邪誑人民天下泰平国土安穏万民快楽。

日米安全保障条約・日米地位協定に基づく沖縄をはじめとするすべての在日米軍基地の存続、原発再稼働と原発海外輸出、自衛隊の再軍備と海外派兵、天皇制の再利用、憲法改正等々を推進せんとする国賊安倍政権とそれに加担する政官財学の悪しき売国奴に、死者の裁きが下されんことを、ここに祈念し奉る。  南無妙法蓮華経。

 

さて、平成時代の終わりとなる己亥歳(つちのといどし)は、「イノシシ」なのか「ブタ」なのか。簡単に言えば、十二支の最後にあたる「亥」は、日本では「イノシシ」であり、中国、韓国では「ブタ」である。日本でも弥生時代から古代にかけて養豚が行われたが定着せず、日本人のなかでも「イノシシ」と「ブタ」は別々の動物種だと思っている人が多い。日本全国で養豚が広まったのは近代になってからであり、ことに大正十二年(一九二三)の関東大震災以降、豚肉が栄養源として推奨された。したがって、日本では祭礼の時に、中国や韓国のように豚の頭を祭壇に捧げたりする習慣はない。

ところで、宮崎駿監督の『もののけ姫』に出てくるのは「イノシシ」で、『紅の豚』は「ブタ」で、「飛ばねぇ豚はただの豚だ」というセリフが有名になった。ちなみに、「ブタ」が空を飛ぶ、といえば、それは、そんな馬鹿なという意味である。ところが、何があっても白を切りとおし、何が何でもブタが空を飛んでいると言い張り続けている安倍政権と、それに群がる売国奴の皆さんに、ここで新年の御挨拶を申し上げておこう。

『未完のファシズム』という著作で知られる片山杜秀という、左翼からすれば右翼だと思われている思想史家にして音楽評論家がいる。この片山氏は『平成精神史』のなかでボランティア問題についてこう指摘している。

二〇二〇年の東京オリンピックのためのボランティアは、本来の自主的に行うボランティアとは意味合いも性質も異にしたもので、それは「近代の学徒出陣」だと言う人もいる、と。片山氏は、昭和十八年(一九四三)からの学徒出陣を知るためには、昭和十二年(一九三七)に始まった日中戦争から考える必要があり、日中戦争開始直後に、まず国民精神総動員運動があり、そして国家総動員法が制定される。大正デモクラシーの発想だと国家総動員は国会で審議しなければならないが、日中戦争下の非常時を理由に、国会を経ずに、学徒勤労令や女子挺身勤労令を行政の裁量で決定できる命令のレベルとし、同様に、兵役法の施行で学徒出陣を可能とした。つまり、人手不足のなか、安い賃金で奉仕するように誘導し、次に半強制化、そして強制化という、国民精神総動員運動から法令による誘導、強制のプロセスは、東京オリンピックに向かう現在日本においてなぞられている、という。日本ばかりではなく、一九三〇年代、四〇年代の総動員体制と同じ構図が、先進資本主義国で反復されているのだ。

来たるべき日本の未来に待ち構えているのは、東京オリンピックのみならず。災害被災地の復興、老人介護など、社会のあらゆる場面で公共サービスのボランティア化が推進されてゆくという構図である。片山氏によれば、日中戦争から始まる総動員体制が、二〇二〇年の東京オリンピックをきっかけに、反復的に再現されてゆくのである。

まさに、絶望的な現状ではあるが、今年もまた『西遊記』でお馴染みの大喰いで助平で怠け者のアンチ・ヒーロー猪八戒に学び、ノンシャランでチャランポランでアチャラカパイなトンチンカンをブーブーぶうたれざるをえないのである。

 

JKS47日本祈祷団四十七士に集う我等一同、至心懺悔無始以来自他謗法罪障消滅道念堅固信力不退

願以此功徳普及於一切我等与衆生皆共成仏道乃至法界平等利益。南無妙法蓮華経。 南無妙法蓮華経。

 

維時 平成三十一年己亥一月二十四日              JKS47 日本祈祷団四十七士

《2019年 2月21日》

回向文       平成三十一年二月二十一日

 

慎み敬って唱え奉る南無妙法蓮華経。読誦し奉る妙法蓮華経。

鳩る処の功徳、阪神淡路大震災、東日本大震災、地震津波災害、火山火災災害、頻発せる風雪豪雨土砂災害、水俣病等公害薬害、東京電力福島第一原子力発電所事故等、天災人災横死に遇いし処の諸精霊に回向し奉る。南無有縁、南無無縁の諸精霊、仏果増進追善菩提。南無妙法蓮華経。また、災害被災者の方々に、一日も早く平穏と安楽な日々の暮しが訪れることを祈念すると共に、いまだ還らぬ災害行方不明者の無事を併せて祈念し奉る。南無妙法蓮華経。

伏して祈らくは我等JKS47日本祈祷団四十七士は死者のメディアたらんと決意し、無告の民の声を聴き、敗れし者の傍らに身を置き、死者との共存・共生・共闘、死者と共に在り、死者と共に生き、死者と共に闘うことを理念として掲げ、ひたすら死者による裁きを神仏に懇請し祈念し奉る国家諫暁を志す者である。

仰ぎ願わくは南無天下諫暁立正安国の大導師日蓮大聖人。正法治国不邪誑人民天下泰平国土安穏万民快楽。

日米安全保障条約・日米地位協定に基づく沖縄をはじめとするすべての在日米軍基地の存続、原発再稼働と原発海外輸出、自衛隊の再軍備と海外派兵、天皇制の再利用、憲法改正等々を推進せんとする国賊安倍政権とそれに加担する政官財学の悪しき売国奴に、死者の裁きが下されんことを、ここに祈念し奉る。  南無妙法蓮華経。

さて、米軍普天間飛行場移設計画をめぐり、名護市辺野古の埋め立ての是非を問う沖縄県民による住民投票が二月二十四日に行われることになっている。JKS47は結成の当初から日米安保体制、日米軍事同盟に基づく日米地位協定の根本的見直しが最重要課題であることを主張してきた。在日米軍に関しては、日米地位協定の原則に従って、日本の国内法はすべて原則として適用除外とされる。これまでの回向文の中で何度も参照したのは矢部宏治氏の著書である。その矢部宏治氏の『知ってはいけない2 日本の主権はこうして失われた』に、こんな記述がある。

「実は沖縄返還(一九七二年)の直前、駆け込みで本土から沖縄に米軍基地を移したように、朝鮮半島での緊張緩和と並行して、日本に在韓米軍基地が移される可能性がある。そういうと、「そんなことできるはずないじゃないか。沖縄にこれ以上新しい基地をつくれるものか。本土なんて、それ以上に無理だろう」とあなたは思うかもしれません。ところがそれができるのです。そうした魔法のような方法が現実に存在する。というより、ちょうど半世紀前から、そのプロジェクトはすでに始まっているのです。それが「全自衛隊基地の米軍共同使用」計画なのです。」

こうして矢部氏は、一例として、富士山麓に広がる自衛隊基地の北富士演習場と東富士演習場を日米合同委員会における密約によって米軍が年間二七〇日間優先的に使用できるという事実を指摘し、米軍およびアメリカの軍産複合体がなぜ、こうした使用形態を今後すべての自衛隊基地に拡大したいと考えているのか、次にその理由をあげている。

 

一、「自衛隊基地」という隠れ蓑によって、「米軍基地」への反対運動を消滅させることができる。

二、基地の運用経費をすべて日本側に負担させることができる。

三、今後に予想される海外での戦争で、自衛隊を指揮するための合同軍事演習を常に行うことができる。

四、米軍に危険が及ぶとき、ただちに撤収して日本国外へ移動することができる。

 

したがって、現在の自民党政権が続くかぎり、こうした使用形態が全国に拡大し、すべての自衛隊基地を米軍が共同使用することになっても、法律的にも政治的にも反対する方法はない、ということになってしまうと矢部氏は述べている。そして、さらに、こんな絶望的な予想もしているのである。

辺野古の米軍基地が完成しても、普天間基地は無条件では返還されず、たとえ返還されたとしても、その土地は民間利用ではなく、自衛隊基地となり、さらには日米地位協定により、事実上の米軍基地となる可能性が高い、と。

世界中でただ一ヵ国、異常な国家としての主権喪失状態が一九四五年の敗戦以来、今日まで続いている日本が、あたりまえの国に生まれ変わるためには、日米関係の現実を直視し、まずもって日米地位協定を根本的に見直すところからはじめるほかないのである。

 

JKS47日本祈祷団四十七士に集う我等一同、至心懺悔無始以来自他謗法罪障消滅道念堅固信力不退

願以此功徳普及於一切我等与衆生皆共成仏道乃至法界平等利益。南無妙法蓮華経。 南無妙法蓮華経。

 

維時 平成三十一年己亥二月二十一日              JKS47 日本祈祷団四十七士

《2019年 3月11日》

回向文       平成三十一年三月十一日

 

慎み敬って唱え奉る南無妙法蓮華経。読誦し奉る妙法蓮華経。

鳩る処の功徳、阪神淡路大震災、東日本大震災、地震津波災害、火山火災災害、頻発せる風雪豪雨土砂災害、水俣病等公害薬害、東京電力福島第一原子力発電所事故等、天災人災横死に遇いし処の諸精霊に回向し奉る。南無有縁、南無無縁の諸精霊、仏果増進追善菩提。南無妙法蓮華経。また、災害被災者の方々に、一日も早く平穏と安楽な日々の暮しが訪れることを祈念すると共に、いまだ還らぬ災害行方不明者の無事を併せて祈念し奉る。南無妙法蓮華経。

伏して祈らくは我等JKS47日本祈祷団四十七士は死者のメディアたらんと決意し、無告の民の声を聴き、敗れし者の傍らに身を置き、死者との共存・共生・共闘、死者と共に在り、死者と共に生き、死者と共に闘うことを理念として掲げ、ひたすら死者による裁きを神仏に懇請し祈念し奉る国家諫暁を志す者である。

仰ぎ願わくは南無天下諫暁立正安国の大導師日蓮大聖人。正法治国不邪誑人民天下泰平国土安穏万民快楽。この法利を展転し広く衆生を利益し給はん事を。南無妙法蓮華経。

日米安全保障条約・日米地位協定に基づく沖縄をはじめとするすべての在日米軍基地の存続、原発再稼働と原発海外輸出、自衛隊の再軍備と海外派兵、天皇制の再利用、憲法改正等々を推進せんとする国賊安倍政権とそれに加担する政官財学の悪しき売国奴に、死者の裁きが下されんことを、ここに祈念し奉る。南無妙法蓮華経。

 

平成二十三年(二〇十一年)三月十一日午後二時四十六分十八秒、牡鹿半島東南東約百三十キロの太平洋三陸沖で発生した東北地方太平洋地震と津波の被害による一万五千八百九十七人を数える夥しい死者並びに二千五百三十三人の行方不明者、更には福島県双葉郡大熊町の東京電力福島第一原子力発電所の原発事故関連死による犠牲者の冥福を祈る。

 

東京電力の福島第一原発事故により、下北半島では東通村の東北電力の東通原発一号機が、また建設が進んでいた東京電力の東通原発一号機と大間町の電源開発の大間原発が停止した。むろん六ケ所村の核燃料サイクル施設再処理工事とむつ市の使用済み核燃料中間貯蔵施設も停止した。

こうした原子力災害で注目を集めたのは、米軍と自衛隊だった。特に米軍は「トモダチ作戦」と称して、ピーク時には艦艇十五隻、航空機百四十機、人員一万六千人の大兵力で、飲料水七千七百トン、食料百九十トンを東北の地に運び込んだ。そして、その重要拠点となったのが青森の地であった。

二月の祈祷会では全ての自衛隊基地を米軍が共同使用するという計画についてふれたが、下北半島の青森県には、陸・海・空の三軍の自衛隊と米軍の重要基地がある。

つがる市には、Xバンドレーダーを配備した米軍車力通信所(第一宇宙旅団第二分遣隊)がある。

津軽海峡には、津軽半島の竜飛崎と北海道白神岬を結ぶラインの海上自衛隊竜飛警備所と松前警備所に水中固定聴音機が設置されている。

むつ市には、海上自衛隊大湊基地と通称ガメラレーダーと呼ばれるミサイル防衛用のレーダーを配備した航空自衛隊大湊分屯基地がある。

東通村には、秘密基地とされる海上自衛隊下北海洋観測所があり、潜水艦探知用のソナーシステムネットワーク(SOSUS)が設置されている。

三沢市には、戦略出撃基地として知られる米空軍三沢基地がある。

八戸市には、敵を捕捉し息の根を止めるというチョークポイント・戦略的阻止点とされる海上自衛隊八戸航空基地があり、また東北で唯一の地対艦ミサイルを配備した陸上自衛隊八戸駐屯地がある。

そして、今も軍事化が進む下北半島には、沖縄にはない原子力施設が存在するのだ。沖縄の米軍基地を問題とするのは当然のことであるが、米軍と自衛隊の基地のみならず、原子力発電所、使用済み核燃料中間貯蔵施設、再処理工場、ウラン濃縮工場、低レベル放射性廃棄物埋設センター、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターの集中する下北半島の青森を忘れてはいけない。下北半島、青森、そして東北の悲劇を忘れてはいけない!

 

JKS47日本祈祷団四十七士に集う我等一同、至心懺悔無始以来自他謗法罪障消滅道念堅固信力不退。

願以此功徳普及於一切我等与衆生皆共成仏道乃至法界平等利益。南無妙法蓮華経。 南無妙法蓮華経。

維時 平成三十一年己亥三月十一日                  JKS47 日本祈祷団四十七士

《2019年 4月18日》

回向文      平成三十一年四月十八日

 

慎み敬って唱え奉る南無妙法蓮華経。読誦し奉る妙法蓮華経。

鳩る処の功徳、阪神淡路大震災、東日本大震災、地震津波災害、火山火災災害、頻発せる風雪豪雨土砂災害、水俣病等公害薬害、東京電力福島第一原子力発電所事故等、天災人災横死に遇いし処の諸精霊に回向し奉る。南無有縁、南無無縁の諸精霊、仏果増進追善菩提。南無妙法蓮華経。また、災害被災者の方々に、一日も早く平穏と安楽な日々の暮しが訪れることを祈念すると共に、いまだ還らぬ災害行方不明者の無事を併せて祈念し奉る。南無妙法蓮華経。

伏して祈らくは我等JKS47日本祈祷団四十七士は死者のメディアたらんと決意し、無告の民の声を聴き、敗れし者の傍らに身を置き、死者との共存・共生・共闘、死者と共に在り、死者と共に生き、死者と共に闘うことを理念として掲げ、ひたすら死者による裁きを神仏に懇請し祈念し奉る国家諫暁を志す者である。

仰ぎ願わくは南無天下諫暁立正安国の大導師日蓮大聖人。正法治国不邪誑人民天下泰平国土安穏万民快楽。この法利を展転し広く衆生を利益し給はん事を。南無妙法蓮華経。

日米安全保障条約・日米地位協定に基づく沖縄をはじめとするすべての在日米軍基地の存続、原発再稼働と原発海外輸出、自衛隊の再軍備と海外派兵、天皇制の再利用、憲法改正等々を推進せんとする国賊安倍政権とそれに加担する政官財学の悪しき売国奴に、死者の裁きが下されんことを、ここに祈念し奉る。南無妙法蓮華経。

 

日蓮大聖人『立正安国論』に示して曰く、

汝早く信仰の寸心を改めて速やかに実乗の一善に帰せよ。然れば則ち三界は皆仏国なり、仏国其れ衰へんや。十方は悉く宝土なり、宝土何ぞ壊れんや。国に衰微無く土に破壊無くんば、身は是れ安全にして、心は是れ禅定ならん。此の詞此の言、信ずべく崇むべし。

 

JKS47日本祈祷団四十七士に集う我等一同、至心懺悔無始以来自他謗法

罪障消滅道念堅固信力不退。

願以此功徳普及於一切我等与衆生皆共成仏道乃至法界平等利益。

南無妙法蓮華経。 南無妙法蓮華経。

 

維時 平成三十一年己亥四月十八日      JKS47 日本祈祷団四十七士